携帯電話やスマートフォンの全通話を録音可能に――グリーン・シップの「モバイルCTI」

» 2010年02月01日 15時30分 公開
[ITmedia]

 グリーン・シップは1月29日、携帯電話キャリア各社のFMCサービスに対応する携帯電話の通話録音システム「モバイルCTI」を2月1日に発売すると発表した。

 モバイルCTIは、携帯電話の発着信を、オフィス内のIP-PBXサーバ経由にすることで全通話録音を可能にするシステム。IP-PBXサーバは、固定回線と携帯回線を中継する機能と、個人別の電話帳データベースを内蔵。携帯電話からかける場合には、携帯電話のネット画面でIP-PBXサーバに内蔵された個人別電話帳の相手先をクリックすることで固定電話から先方を呼び出す。それと同時に、携帯電話も呼び出す二重発信動作が行われ、先方と携帯電話の通話を中継する。中継時にサーバ内を通過する音声パケットを保存するため、携帯電話の全通話が録音される。

 携帯電話からの通話は、オフィス側の固定回線で電話をかけて携帯と中継するため、電話料金は固定電話料金となる。オフィスと携帯間の通話料金はFMCサービスで定額料金となるので、携帯電話の通話料金を削減することが可能だ。またモバイルCTIでは、携帯電話上で動作するグループウェアとSFA、CRM機能が統合されており、他の社員との情報共有にも役立てられる。

Photo モバイルCTIの利用イメージ

 利用料金は、携帯1台あたりの月額使用料が2000円。そのほか、導入時に必要なIP-PBXサーバの購入費が75万円からとなる。

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