iPadの活用で授業の理解度が向上――デジタルハリウッド、iPadの教育効果を検証:調査リポート

» 2011年06月30日 18時03分 公開
[ITmedia]

 デジタルハリウッドは6月29日、iPadを活用した教育効果の検証結果を発表した。

 同社はデジタル・ナレッジ、ボーンデジタル、ワークスコーポレーションとともに、iPadなどのメディア端末と電子書籍を教育現場で活用することを目的とした「電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会」を2010年5月に発足。教育現場における運用の効率性を検証するとともに、教育効果が見込めるデジタル教材の研究、開発を進めている。

 デジタルハリウッドは1月末に、iPadを活用した「Webデザイナー専攻」を開講しており、「iPad利用クラス」と「通常クラス」でアンケートと理解度テストを実施。iPadクラスでは、受講生全員が予習・復習を実施しており、通常クラスと比較して予習時間は2倍に達した。特に映像教材を視聴した予習でのiPad活用度が高かったという。

 理解度については、授業内容を「理解できた」と回答した受講生の割合は、通常クラスでは46%だったのに対し、iPadクラスでは85%に達した。テストの結果もiPadクラスの平均点の方が高く、高得点者と低得点者の幅が通常クラスよりも小さかったことから、受講生の理解度が平均して高いことが分かった。

 なお、予習を行って授業に参加するスタイルが定着することにより、ソフトの基本オペレーションだけでなく、デザインの話や効率の良いソフト操作、課題作品ひとつひとつへの講評などの時間を多くとれるようになるなど、講師のモチベーションを高める効果もあったという。

 なお同社は、今回の教育効果検証を詳細にまとめた調査報告書を、7月初旬に「eラーニング戦略研究所レポート」ページで公開する予定。また7月7日には、東京ビッグサイトで開催の「第2回 教育ITソリューションEXPO」で、デジタルハリウッド大学教員、栗谷幸助氏がタブレットPC(iPad)とデジタル教科書を適用した学校運営実践実例に関する発表を行う。展示ブースでは、実際に使用したiPad、映像教材、eラーニングシステムを展示公開する予定だ。

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