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» 2004年01月15日 20時10分 UPDATE

腕時計も、もういらない?〜「携帯電話で時間を見る」が8割超える

インフォプラントの調査から、普段時間を確認する方法として“携帯電話を使う”人が9割に迫ることが分かった。腕時計の3割を大きく引き離している。

[後藤祥子,ITmedia]

 携帯電話が多機能化するにつれ「携帯電話のせいで○○が売れなくなった」という声を耳にすることが多くなった。携帯電話にはカメラ、テレビ、ラジオ、時計、鏡、音楽プレイヤー、電子ブックリーダ、はては紫外線チェッカーまで、実にさまざまな機能が搭載されるようになり、関連企業がそうした心配をするのもうなずける。

 中でも携帯電話の初期から搭載されてきた「時計」は、ドコモの榎啓一iモード事業本部長が講演で「時計メーカーの知り合いから『携帯のせいで売れなくなった』といわれたこともある」と話すなど、携帯電話を脅威に感じている業界の一つ。

 au携帯電話の時計機能にいたっては、基地局とのやり取りの中で常に正確なものに調整されるため、その正確さも保障される。時計は「いつも持ち歩く」という点だけでなく、時間の正確さという面でもお株を奪われている格好だ。

 インフォプラントが行った「時間を確認する方法」を問う調査では、そんな世相を反映する結果が出ている。

“時間の確認は携帯電話で”が9割に迫る

 インフォプラントの調査によれば、“普段時間を確認する方法”は、携帯電話が85.8%と9割に迫る勢い。一方の「腕時計を使う」は33%だ。

 時間の確認に携帯電話を使うのは若年層が多く、男性の19歳以下、女性の20代以下では9割を超えた。“腕時計派”は年代が上がるにつれ男性で増加、40代以上の男性では半数を超えている。

 目覚まし時計代わりに携帯電話を使う人も増えており、朝起きるのに携帯電話のアラームを使っている人が73.1%。ただしこちらは目覚まし時計も併用されているようで、「目覚まし時計」と答えた人も43.8%と依然多い。

 目覚まし代わりの携帯電話利用は、“男性の40代以上”を除くと、どの世代でも最も使う割合が高い。ただしこちらも使う割合が高いのは若年層で、年代が上がるにつれ減少傾向にある。

 この調査は、インフォプラントがiモードサイト「とくするメニュー」上で行ったもので、有効回答数は2万9883人。

“大きい携帯で時間を見る”のは楽じゃない

 かくいう筆者も、時間の確認を携帯電話ですませるようになってから、すっかり腕時計をしなくなってしまった一人だ。しかし、このところ携帯電話は大きくなる一方で、前ほど気軽に時間を確認できなくなってしまった。

 薄くて軽いなら、首からぶら下げたりポケットに入れたりと確認しやすい場所に付けておける。これが厚く重くなると、かばんの中に入れざるを得なくなり、わざわざ取り出して時間を見るのは面倒。肝心の通話やメールの確認までも逃すことが増えてしまった。

 そこで思い出したのが変り種FOMAといわれたシャープ製の「SH2101V」(2002年8月の記事参照)。本体とは別にスティック型の通話ユニットが用意され、本体との間はBluetoothで接続されている。通話利用の際には通話ユニットだけですむため、これさえポケットに入れておけばいいのだ。

 あまりに大きく重い携帯電話には、必要最低限のことができる別ユニットがあったら便利だろう(それが腕時計型だったりすればさらに便利だ)。携帯電話へのBluetooth搭載も道が開けつつあり(1月13日の記事2003年12月の記事参照)、そうした携帯の進化にも期待したいところだ。

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