見慣れぬ“山のイラスト”に注意〜SH900iに不具合、ソフト更新で対応

» 2004年06月03日 13時48分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモは、シャープ製のFOMA端末「SH900i」(2003年12月の記事参照)について、特定の操作を行った際に、不具合が起こる場合があることをアナウンスした。5月までに製造された端末26万台に影響があるといい、本日から11月30日までソフトウェア更新で対応する。

 不具合が起こった「SH900i」

 端末の製造月は、電池パックを外すと現れるシールで確認でき、製造年月日が5月以前の端末はソフトウェア更新が必要。ドコモは同社のWebサイト上の「ドコモからのお知らせ」や、iモードサイトの「お知らせ&ヘルプ」でユーザーに告知。個別の連絡を行う予定はないという。また店頭での販売も続行する。

 不具合は、1)メール閲覧や送受信を繰り返し行うと、iモード接続時に「メモリ不足」と表示され、iモードに接続できない場合があり、「マルチメディア」の各メニュー内に保存されている画像を閲覧する際、端末の試験用画像でユーザーには見えないはずの「山のイラスト」が表示され、画像などの閲覧ができなくなる 2)メール作成時に「自動署名貼付設定」をオンにしたあと、電源の再起動を行うと、メール作成時に署名が自動添付されない 3)端末暗証番号を8ケタに設定した場合、「マルチメディア」の各メニュー内のフォルダにおいて、「全件削除」や「フォルダ内全件移動」など端末暗証番号を必要とする操作を行えない の3つ。

 SH900iは、オートフォーカス機構付きの202万画素CCDカメラ、2.4インチのQVGA液晶を備えた端末。WordやExcel、PowerPoint、PDFファイルを端末側で閲覧可能にする「Picsel File Viewer」を搭載、PC用の書類を携帯電話で確認できるのが特徴。

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