「P900iV」、ビューワスタイルはどこまで使える?

» 2004年07月07日 18時32分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 進化したムービースタイルで登場したFOMAの派生モデル「P900iV」(7月6日の記事参照)。195万画素カメラで“撮った後”の機能と、ビューワスタイルの使い勝手を見ていこう。

2メガピクセルクラスとなったデジカメ機能

 195万画素カメラは、ヒンジ側面に備えられている。「P2102V」(3月21日の記事参照)の30万画素からはもちろん、「P900i」(3月9日の記事参照)の128万画素からも画素数は増えている。ただしP900iで採用されたオートフォーカス機能は省かれ、マクロ撮影モードと切り替えて使うパンフォーカス仕様だ。カメラの脇にはLEDを使った撮影補助用ライトが搭載された(7月7日の記事参照)。

 撮影可能なサイズはUXGA(1600×1200)、SXGA(1280×960)、VGA(640×480)、CIF(352×288)、QCIF(176×144)、Sub-QCIF(128×96)、壁紙(240×266)の7種類。インカメラは10万画素なのでCIF以下になる。

 画質は、UXGAやSXGAでは少々ピントが甘く、シャープさに欠ける印象も受ける。画質がスーパーファインでもノーマルでも大きく変わらないのを見ると、光学側が足を引っ張っているようだ。

 左からP900iVのUXGAでのスーパーファイン、ノーマル、LUMIX DMC-FX1のUXGA(圧縮率通常)で撮影した画像。P900iVの画質も悪くないが、全体にぼやけた印象も受ける。スーパーファインが約550Kバイト、ノーマルが330Kバイトとファイルサイズは異なるものの、画質差はさほど感じない


 左からSXGA、VGA、VGA時の最大ズームで撮影。画質は全てスーパーファインだ。VGAでのズームは大きな画質劣化を感じさせない。一番右はP2102VのVGAサイズで撮影した画像だが、同じVGA画像でもP900iVのほうが格段にシャープだ


 iモードメールで添付可能なファイルサイズに制限して撮影したUXGAとSXGA画像。どちらも緑の部分などが潰れているが、それほど破綻した印象はない。意外と使えそうだ

 比較のため、単体デジカメの「DMC-FX1」のUXGAモードで撮影してみたところ、やはり本職デジカメのほうが格段にシャープだ。ただしP900iVも発色や歪みにについては気になる点もなく、全体の印象は悪くない。VGA以下ならパンフォーカスであることも概ね気にならなくなる。

 保存にかかる時間はどうだろう。miniSDが保存先の場合、UXGAのスーパーファインでは、保存の確認まで5秒程度、保存して次の撮影に移るまで10秒程度でトータルで15秒程度。VGAでもトータルで8秒程度はかかる。メガピクセルカメラを搭載した携帯電話の中では特に遅いというものでもないが、若干待たされる感はある。

iモードやメール閲覧も可能なビューワスタイル

 ビューワスタイルは、静止画や動画の閲覧に利用できるほか、側面のボタンを使ってiモードやメール閲覧の操作が行える。メインメニューも呼び出せるので、多くの操作が可能だ(7月6日の記事参照)。

 未読メールや不在着信はワンタッチで確認できる。ディスプレイにアイコン表示が残り、シャッターボタンを押すとアイコンに移動。さらにシャッターボタンを押すと内容を確認できる。ただしアイコン間の移動はできないので、未読メールと不在着信があった場合には、先に未読メールの確認をすることになる。

ビューワスタイルのままでも、シャッターボタンを押せば、デスクトップアイコンにフォーカスが移動する。未読メールや不在着信の確認が可能だ

 待ち受け画面から左側面のメニューボタンを短押しすると「iモードメニュー」、長押しで「メインメニュー」。ズームボタンを上下いずれかに操作すると「電話帳」を呼び出せる。ズームボタンを上下キー、シャッターボタンを決定キー、これにクリアキーを利用する形での操作が可能だ。

 またビューワスタイルのままでは通話できないので、電話帳も参照するだけに留まる。着信しても通話スタイルに戻さないと通話は行えない。決定キーが位置的に離れているほか、ズームキーが過敏に反応しすぎるきらいもあり、操作には慣れが必要になってくる。いろいろなことができるようになったのはいいが、若干中途半端な印象も受ける。

※お詫びと訂正:初出でビューワスタイルのままではiモードの「戻る」「進む」ができないと記述しましたが、キーの長押しで「戻る」「進む」が可能です。

ビューワスタイルからでも電話帳、発着信履歴などから発信操作はできるが、使えない旨のアラートが出る

 ビューワスタイルは、あくまで静止画や動画を横長画面で快適に閲覧するためのスタイルであって、待ち受けに利用することは前提にしていないようだ。そもそもビューワスタイルにあまり多くを求めてはいけない端末なのであろう。

強力な動画機能は大きな魅力

 P900iVのウリでもある、強力な動画撮影や再生機能は、魅力的なものだ。iモーションメールとして送信する場合には、ファイルサイズの制限から高機能を生かせない部分もあるが、日々持ち歩く手軽なビデオカメラとしての利用価値は大きい。QVGAサイズ、15fpsのフレームレートで撮影すれば、テレビで再生したりPCに取り込んで素材として使うには十分なクオリティだ。

 モバイルビデオプレイヤーとしての魅力も見逃せない。再生クオリティの高さはもちろん、しおり機能、再生位置の移動など従来の携帯電話にはなかった長時間再生を意識した機能が盛り込まれている。おそらくこの機能だけでもP900iVに魅力を感じる人はいるだろう。強力な動画機能に魅力を感じるなら、現状では唯一無二の端末になるだろう。

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