少なくとも「財布の中」では共存する(?)EdyとSuicaMobile Weekly Top10

» 2004年08月26日 23時59分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 先週のトップは、カシオ「A5406CA」のデザイン担当者へのインタビュー記事。2位と3位には、JR東日本への取材記事がランクインした。

 そのJR東日本は、Suicaの電子マネー機能をビットワレットの「Edy」に対抗できる規模にしたい様子。駅構内での利用にとどまらず、市中でも使えるようにすべく、担当部署を増員して提携交渉に本腰を入れている。

 ところで先日、SuicaでJRの改札を通過できないことがあった。残額も残っているはずだし、なぜか……と考えたところ、理由あって財布の中にSuicaを2枚入れていることに気付いた。これでは、読み取れないはずだ。

 Suicaを2枚、というケースでなくても、複数のFeliCaカード同士が干渉して、読み取りがうまくいかないケースはある。FeliCaの無線通信で、同じ周波数でデータが衝突する(コリジョン)ためだ。

 もっとも、これを回避するよう通信を整理する「アンチコリジョン機能」も開発されている。アンチコリジョン対応のカード同士では、3枚まで重ねても読み取りが可能だという(ソニーの資料参照)

 ちなみに、EdyとSuicaなら財布の中に重ねた状態で読み取り機にかざしても、きちんとデータを読めるようだ。アンチコリジョン対応の結果なのかどうなのか、電子マネーの覇権を争おうかという2枚のカードは、いまのところ財布の中では共存できるようだ。

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2024年04月26日 更新
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