レビュー
» 2004年11月11日 22時14分 UPDATE

出そろったCFカード型3G端末:3Gデータ通信の料金を比較する (1/4)

屋外でのデータ通信カードとして、各社の3Gが実用的になりつつある。高速なのはもちろん、エリアが拡大し割引きサービスも充実してきた。第1回は、料金面を再チェックしてみる。

[坪山博貴,ITmedia]

 auの「W02H」、ボーダフォンの「VC701SI」の登場で、3G携帯電話サービスを行う3キャリアからPC、PDAと幅広く利用できるCFタイプの通信カードが出そろった。従来、屋外でのデータ通信といえば、AirH"が代名詞的存在だったが、3Gのデータカードもエリアが広がり、割引きサービスが充実するなど実用的になってきた。

 ただし定額制のAirH"とは異なり、3Gのデータ通信は料金面で不安があるのも事実だ。今回は料金面を再チェックしてみた。第2回は、実機を用いてのエリアチェック、スループット計測などを行う予定だ。

出そろったCFタイプの3Gデータ通信カード

 2003年11月のFOMA「P2402」を皮切りに、2004年4月にボーダフォンから「VC701SI」、2004年11月にauから「W02H」が登場したことで、CFタイプの3G対応データ通信カードが出そろった。

3gc1.jpg
並べるとエクステンド部のサイズの違いがよく分かる。左のCFメモリカードより長い部分が、CFスロットからはみ出す部分。W02Hは800MHz/2GHzのデュアルバンド、さらに音声通話回路も含むためか、CFカードとしてはかなり大きい。最もエクステンド部が小さいのはVC701SIで、アンテナ内蔵型のAirH"端末(AH-H401C)とほとんど変わらないサイズ。破損の可能性などを考慮するとお勧めできないが、PDAなどに差しっぱなしで持ち歩く場合は気になる差だ

 通信カード自体の機能で見ると、各機種の相違点は意外と多い。まずP2402とVC701SIはUSIMカードをサポートしているので、USIMカードを入れ替えれば1契約で音声端末と通信カードを使い分けられる(7月1日の記事参照)。特にFOMAの場合は通信カードに特化した割引サービスがないため、音声端末でもカード端末でもパケット料金は変わらない。基本料金を2回線分払わないで済むメリットはけっこう大きいはずだ。

 ただしFOMAもボーダフォンも、音声端末のUSIMカードは頻繁に交換することが前提の設計ではない(USIM紛失の危険性を考慮すれば当然でもある)。データ通信の利用頻度が低いなら音声端末+USBケーブルを利用したほうが素直かもしれない。

 P2402は専用ソフトをPCにインストールすることでテレビ電話も行える。W02Hはイヤホンマイクを利用した音声通話もサポートする。ただし発着信共に、PCやPDAにソフトをインストールして利用する必要がある。

 VC701SIは完全にデータ通信に特化しており、テレビ電話や音声通話はサポートしない。もっともテレビ電話にしても音声通話にしても、わざわざPCやPDAを併用してまで利用するメリットがあるとはちょっと考えにくい。

3gc2.jpg
PCカードアダプタを使って実際にノートPCに装着するとこのような感じになる。W02Hは薄い部分が長めで、ちょっと頼りない雰囲気
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.