auがテレビ電話サービスを「順調に開発中」?Mobile Weekly Top10

» 2005年10月27日 19時41分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 先週のトップは、ウィルコムの「W-ZERO3」の記事。PDA大好き人間たちのハートをわしづかみにしたようで、掲示板などでも高い盛り上がりを見せている。2位以下は、先週同様ドコモの902iシリーズがズラリと並んだ。

 ところで先週末、KDDIの決算説明会があった(10月21日の記事参照)。決算説明会というのは業績の数字もさることながら、「今後どうするのか」「あの事業はどうなっているのか」など、何でも社長に質問できる貴重な場だ。報道陣は小野寺正社長にあれこれと質問を投げかけていたのだが、その中にこんな質問があった。

 「ドコモやボーダフォンはテレビ電話サービスを提供しているのに、KDDIは未対応。今後提供する予定はあるのか?」

 これに対し小野寺氏は、IMS(IP Multimedia Subsystem)に沿ってコアネットワークをIP化していくと、PCのIPテレビ電話のような感覚で携帯でもテレビ電話サービスを提供することになるだろうと説明する。この考えは以前から言っていたことだ、とも。

 「テレビ電話のサービスは、順調に開発が進んでいる」

 ただし……と小野寺社長は付け加える。携帯電話向けサービスとして、テレビ電話というものが果たして本当にニーズがあるのか。「標準で対応する必要はないかなと思う」(同氏)。やはりKDDIは、テレビ電話サービスに半信半疑というのが実際のところのようだった。

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