NTTドコモの「キッズケータイ F801i」は、子ども向け端末として初の防水性能(IPX5/IPX7等級)を持った富士通製FOMA端末。前モデルの「キッズケータイ SA800i」で採用した「防犯ブザー・電源オフ連動機能」やバッテリーロック、GPSを利用した「イマドコサーチ」への対応に加え、端末をなくしたときに遠隔操作でアラームを鳴らして場所を探したり、遠隔ロックをかけたりできる「おまもリモコン」が新たに付属する。発売は12月20日で、価格は3万円台後半から4万円の見込み(バリューコース一括払いの場合)。
端末デザインは、SA800iのラウンドフォルムからスクエアなものに変わり、大人が持っても違和感のないデザインに変わっている。NTTドコモの夏野剛氏は「F801iのデザインはそんなに子どもっぽく見えない。1年後、2年後に子ども達の持ち物として浸透すれば“らしいデザイン”と認識されるかもしれないが、あえて子どもっぽくは作っていない。機能の追加とともに、デザインもバージョンアップした」と解説した。
また、端末デザインを手がけたアートディレクター/クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏は「SA800iをデザインした当時も子どもっぽくないものを目指していた。しかし、50万台近く販売され普及すると“キッズケータイ”として浸透してしまった。調査結果などを見ると、子どもはもっと大人っぽいケータイやカッコイイものを求めていて、僕がデザインした『N703iD』の人気が高かった。今回は、子どもらしさを残しながら、大人が持ってもおかしくないデザインを目指している」と説明した。
F801iは、2008年1月以降発売予定の「F705i」をベースにしており、デザインやサイズ、ヒンジ形状が似ている。N702iD、N703iDにも似たスクエアなフォルムを持ちつつ、キッズケータイのシンボルでもある“円”のモチーフを「ひかりリング」などに採用している。
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