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» 2008年09月22日 07時00分 UPDATE

9月13日〜9月19日:5分で分かる先週のモバイル事情

スマートフォン市場が盛り上がりを見せる中、ドコモとソフトバンクモバイルもHTC製の「Touch Diamond」「Touch Pro」を投入することが明らかになった。12月には、サファイアクリスタルに覆われたVERTUのゴージャスケータイが日本に上陸。KDDIの小野寺氏は社長会見で“auらしさ”を取り戻すための策に言及した。

[ITmedia]

ドコモとソフトバンクモバイル、HTC製端末「Touch Diamond」「Touch Pro」を投入

 台湾HTCは9月18日、Windows Mobileを搭載した同社のスマートフォン2モデルを、NTTドコモとソフトバンクモバイルを通じて日本市場に投入することを明らかにした。発売されるのは「Touch Diamond」と「Touch Pro」をベースとしたモデル。iPhoneライクなTouch Diamondは、ひと足早く10月10日にイー・モバイルが発売すると発表しており、タッチパネル+QWERTYキー搭載のTouch Proも、KDDIが同モデルをベースとした「E30HT」を、2009年春にも投入する予定だ。

os_tpro02.jpgos_tpro03.jpgPhoto HTCが欧州で発売した「HTC Touch Pro」

 他キャリアに先がけてTouch Diamondを投入するイー・モバイルは、9月18日に同端末を披露。イー・モバイル 執行役員副社長の阿部基成氏は、(1)iPhone 3Gより小さく、厚さも約11.9ミリと薄い(2)下り最大7.2Mbpsの高速通信が可能(3)2.8インチのVGA(480×640ピクセル)表示に対応 (4)メールに絵文字を使える などの点がTouch Diamondの強みだと自信を見せた。

 HTC Nippon代表取締役社長のデイビット・コウ氏は「Touch Diamondの世界的な成功を日本でも巻き起こし、イー・モバイルのモバイルブロードバンドの実現に貢献できると信じている。ぜひ、Touch Diamondのすばらしさを楽しんでほしい」と、同端末の魅力をアピール。会場にはシンガーソングライターの福井舞さんも応援にかけつけ、イベントを盛り上げた。

Photo イー・モバイルのTouch Diamond発表会の様子


“auらしさ”は復活するか――KDDIの小野寺社長が秋冬モデルに言及

 9月17日、KDDIの社長会見に登壇した小野寺正氏が、秋冬商戦向けモデルや来春に投入予定のスマートフォンに言及した。

 市場環境の変化や、新たな取り組みの遅れなどから、以前ほどの好調さが見られない中、小野寺氏は冬商戦向け端末に触れ「秋冬モデルについては、かなりのところを出せるのではないか」とアピール。また、2009年春に投入予定のスマートフォン「E30HT」を、同社が得意とするモバイルソリューションと絡めて展開することで、法人シェアの拡大を目指すとした。

 なお、落ち込みが続いている端末販売については、端末の総販売台数が「前年比で7〜8割」(小野寺氏)という状況で、冬商戦についても「前年比8割程度に落ち込むのではないか」と予測している。

 また、キャリアの好調さを示す指標として、取りざたされがちな“純増数”については、携帯市場を取り巻く環境が激変する中で“回線数だけを追っていいのか”という疑問が残ると指摘。「回線数が目安になるのも事実だが、極端にARPUの低い顧客を大量に獲得するのがいいのかというところもある。利益面と回線数のバランスをどう取るかが重要になる」(小野寺氏)とした。

 なお、番号ポータビリティ以降の市場環境の変化について、“想定外だった要因”を問われた小野寺氏は、「ソフトバンクのホワイトプランとスーパーボーナスが引き金になり、端末の価格や新しい料金プランが市場に与えた影響は大きい。(端末と料金の)分離型プランの導入も影響があったが、その評価はこれから」と回答。今後の携帯市場については、「分離型プランを提供しても、何らかの形で販売コミッションが導入され、新たな販売奨励金モデルがでてくると、それが実質的な料金の値下げにつながる」と懸念を示した。さらに、条件つきながら、「Eee PC 4G-X」と、イー・モバイルのデータ通信カード「D02HW」のセットが100円で販売されていることに対する意見を求められた小野寺氏は「こうしたビジネスモデルを“やめろ”といっていたところが、何も言わないのは不思議」だと皮肉った。

あの“ゴージャスケータイ”が日本上陸――12月に「VERTU」の新モデル登場

Photo New Signature Collectionのステンレススチール(左)、イエローゴールド(中)、ホワイトゴールド(右)

 Nokiaの子会社で、宝石などの高級素材をふんだんにあしらったラグジュアリーケータイを手がけるVERTUが、12月に日本に進出すると発表した。銀座に旗艦店を展開し、同社の10周年記念モデル「New Signature Collection」を日本市場に投入する。

 通信キャリアはNTTドコモ、ソフトバンクモバイルの2社と協議中であるとし、VERTUの特徴であるコンシェルジュサービスも提供する予定。サービスの詳細や料金体系はこれから決定するという。

 New Signatureは、フロントフェイスを「サファイアの海」と呼ばれるサファイアクリスタルで覆い、ダイヤルキーに合計4.75カラットのジュエルベアリングを採用するなど、厳選した素材のみで作られた高級携帯電話。フロントの各所にゴールド素材を使っており、電子機器として唯一、スイス・アッセイ・オフィスのホールマークが入っている。すべての組み立て工程を、マスタークラフツマンの称号を持つ1人の専属職人が担当し、完成した端末の1台1台にサインが刻まれる。端末の側面には「コンシェルジュキー」が用意され、ワンプッシュでVERTUコンシェルジュに接続。顧客の要望に、世界中どこからでも24時間体制で応じる。

秋冬モデル登場間近か――新機種が続々JATE通過

 9月17日、秋冬モデルとみられる携帯電話がJATE(電気通信端末機器審査協会)の審査を通過し、au向けの「W64SH」「W64S」「W63H」「W63CA」、ドコモ向けの「P-01A」の存在が明らかになった。

 なお、au端末は「W62P」と「W65K」、ドコモ端末は「L-01A」、ソフトバンクモバイル端末は「830SH」と「830P」が、すでにJATEの審査を通過している。

UQコミュニケーションズ、「認定電気通信事業者」に

 モバイルWiMAX事業を手がけるUQコミュニケーションズは9月18日、総務大臣から電気通信事業法に基づく電気通信事業の認定を受けたことを発表した

 電気通信事業の認定を受けると、事業の開始の義務やサービスの提供義務が発生する一方、公益事業特権が付与される。「道路占用に当たっての道路管理者の義務許可」「他人の土地の使用権の設定」「海底ケーブルを敷設する際の公用水面の使用」「共同溝・電線共同溝などの利用」などについて特権が得られることから、エリアやサービス展開がよりスムーズに行えるようになる。

 同社は2009年2月末から、東京23区および横浜、川崎地域でモバイルWiMAXの試験サービスを開始する予定で、8月29日に第1号基地局が完成した。

モバゲーとen高校生、EMAの「健全」携帯サイトに認定

 モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は9月16日、コミュニティサイト運用管理体制認定制度の第2回認定サイトを発表した。

 認定されたのは、エン・ジャパンが運営する高校生限定のコミュニティサイト「en高校生」と、無料ゲームからニュース、日記やアバターなどのコミュニティサービス、オークションや物販まで幅広く扱うディー・エヌ・エーのポータルサイト「モバゲータウン」の2サイト。これにより、EMAの認定サイトは「大集合NEO」「gumi」「GREE」「MySpaceモバイル」「魔法のiらんど」と合わせて7サイトとなった。

 18歳未満のユーザーに対するフィルタリングについては携帯キャリア各社が、親権者から「不要」との申告がない限り、2008年度内にブラックリスト方式のフィルタリングサービスを設定すると発表。ただし、現状でブラックリストに掲載されているサイトでも、EMAが認定した「健全サイト」については閲覧を可能とすることから、認定サイトに注目が集まっている。

「D4」「03」などの4モデル、本体のみの購入が可能に――ウィルコム

 ウィルコムは9月16日、「WILLCOM D4」「WILLCOM D4 Ver.L」「WILLCOM 03」「WILLCOM 9」の本体のみの販売を開始した。

 W-SIM対応端末を6カ月以上利用しているユーザーを対象に、割賦販売制度の「W-VALUE SELECT」を利用した端末本体の販売を開始。すでに契約しているW-SIMをそのまま利用するため端末の買い増し扱いとなり、機種変更手数料がかからない。

 なお、利用中の端末をW-VALUE SELECTで購入し、支払い残金が残っている場合は支払い義務が残るものの、W-VALUE割引と端末に対するW-VALUEサポートの適用は終了する。また、分割払い期間中に回線契約を解約した場合は、SIM STYLEジャケットの購入代金の残額を、一括払いか分割払いで支払う必要がある。


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