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» 2009年01月23日 17時47分 UPDATE

写真で解説する「BAUM」

おサイフケータイに対応した京セラ製のストレート端末「BAUM」。大ヒットしたHONEY BEEのコンセプトを引き継ぎつつ、お菓子の“バームクーヘン”を開発コンセプトとし、より幅広いユーザー層を想定した。

[あるかでぃあ(K-MAX),ITmedia]

 ウィルコムは、おサイフケータイやFlash Lite 3.1などを新たに搭載した京セラ製のストレート型PHS端末「BAUM」(バウム、WX341K)を発表した。発売日は3月下旬を予定しており、価格は未定。

 その製品コンセプトは、2008年2月の発売にされ大ヒットとなった「HONEY BEE」に近い。だが、通話とメール利用がメインのシンプルな音声端末を求めるライトユーザーに訴求する一方で、おサイフケータイに対応するなど“1台目需要”にも応えられる点が異なる。

photophoto ウィルコムの京セラ製ストレート端末「BAUM」。型番はWX341Kとなる。カラーはホワイト、ピンク、パープル、ブラックの4色

 想定ユーザーは主にウィルコム定額プランを利用する女性層で、BAUMのネーミングと端末デザインは洋菓子のバウムクーヘンをイメージした。円形の十字キーや端末側面のツートンカラーなどで、バームクーヘンの形やいくつもの層が重なった様子を再現。説明員によると、バウムクーヘンが持つ柔らかさと積層された生地の様子から「コミュニケーションの輪」をイメージし、人と人とのつながりやユーザー同士の連帯感などを表現しているという。カラーバリエーションはホワイト、ピンク、パープル、ブラックの4色だ。

 ディスプレイは2.4インチのワイドQVGA(240×400ドット)表示対応26万色IPS液晶を採用した。「WX340K」と並び、W-SIM STYLE以外のウィルコム音声端末としては初のワイド液晶を搭載した(WX340Kは2.7インチ)。

photophoto 「BAUM」(ピンク)端末正面。ダイヤルキーにはシートキーを採用。キーの文字が盛り上がったデザインになっている

photophoto 端末背面。カメラ及びスピーカーの下にFeliCaポートがある

photophoto 端末の左側面(写真=左)と右側面(写真=右)。左側面には、ストラップ穴、microSDスロット、充電端子が並ぶ。右側面には平形イヤフォン端子、操作ロックキー、microUSB端子を配置

photophoto 端末上面(写真=左)。赤外線ポートと通知ランプのLEDが並ぶ。背面側に緩いカーブを描いているのが分かる。端末底面(写真=右)。特に端子類はない。こちらも緩いカーブを描いている。ストライプ模様は端末側面全体にデザインされている

photophotophoto 端子類のカバーはすべて樹脂製のキャップを使用する

 端末サイズは45(幅)×127(高さ)×11.4(奥行き)ミリ、重さ90グラム(バッテリー込み)と非常に薄く、軽い。連続待受時間は約560時間、連続通話時間は約6時間と、PHSならではの長時間駆動を十分に確保している。カメラは197万画素のマニュアルフォーカスで、レンズ横にマクロ切り替え用のスイッチがある。

 外部メモリとして最大2GバイトまでのmicroSDを利用できる。充電にはmicroUSB端子のほか、専用の卓上ホルダに載せることで行う。PCとUSB接続してのモデム利用ももちろん可能だ。おサイフケータイは電子マネーのQUICPayやEdyなどに対応するほか、交通系ではJALの「JALタッチ&ゴーサービス」とANAの「スキップサービス」が利用可能。JR東日本のモバイルSuicaについては2009年夏に対応する予定だ。

photophoto 卓上ホルダに載せたところ。端末を立てて充電するタイプ(写真=左)。電池パックの容量は650mAh

photo HONEY BEEとの比較。カスタムメニューキーの部分にアプリキーが配置され、数字キーが大きくなっている。液晶がワイドQVGAになった為、HONEY BEEよりも端末が若干長くなった。

 ソフトウェア面では、「WILLCOM 9」などで採用されたウィルコムガジェットに対応。ガジェットを起動して最大化させた後で終話キーを押すと、Flashの待ち受け画面を使用していない場合に限り、待受画面にガジェットの表示を貼り付ける事ができ、メールやカメラなど、そのほかの機能をマルチタスク的に使える(ガジェットの操作へ復帰する場合は、待ち受け画面で左のソフトキーを押す)。

 また、よく使う機能やコンテンツを登録できる「お気に入りメニュー」機能を搭載し、メニュー画面を自分仕様にカスタマイズ可能。お気に入りメニューのアイコンは自作が可能で、カメラで撮影した画像を使用したり、ダウンロードした画像やPCで編集した画像などを登録できる。

 日本語入力システムにはオムロンの「iWnn」を搭載した。説明員によると、過去未来などの時間軸に適した文字変換候補を優先的に表示する「時間対応予測」を採用し、より快適な文字入力を可能にしているという。フォントはアウトラインフォントを採用し、文字の拡大、縮小を行っても形が崩れず、見やすく美しい文字でメールの作成や閲覧を快適に行える。

photophoto メニュー画面。縦に長いディスプレイサイズを活用し、15個のアイコンを配置(写真=左)。ウィルコムガジェットのリスト画面(写真=右)

photophoto ウィルコムガジェットは待受時に十字キーの上を押すことで起動。同時に登録できるガジェットの数は最大3個までだ

 そのほか、デコラティブメールやJavaアプリ、リモートロック、しっかリンクなど、従来機種からの機能も継続して搭載。ブラウザにはNetFront3.4を採用した。通信方式はW-OAMに対応し、4x/2xパケット方式、1xパケット方式、フレックスチェンジ、64kPIAFS(ベストエフォート、32kPIAFSが使用可能。ワードやエクセルなどのデータを閲覧出来るファイルビューワーも搭載する。

photophoto 発表会場で配られていた「BAUM」のメモ帳。HONEY BEEでは元気なミツバチだったが、BAUMでは犬のゆるキャラが登場

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