写真で解説する「SH-07A」(ソフトウェア編)「ダブル・ワンセグ」と「AQUOSブルーレイ連携」を徹底解剖(1/3 ページ)

» 2009年05月24日 02時09分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ワンセグとカメラのスペックや機能を向上させた“AQUOSケータイ”として登場するのが、シャープ製の「SH-07A」だ。1000万画素CCDカメラや「AQUOSブルーレイ」との連携機能を利用できる点は「SH-06A」と同じだが、SH-07Aならではの特徴として (1)ワンセグを視聴しやすいサイクロイドスタイル (2)2番組を同時に視聴できる「ダブル・ワンセグ」 (3)2Gバイトメモリー (4)ステレオスピーカー内蔵の卓上ホルダ などが挙げられる。

photophotophoto シャープ製の「SH-07A」。ボディカラーはRedとSilverの2色。ワンセグアンテナは内蔵型

「932SH」との違いは?――「ダブル・ワンセグ」の操作性

 ワンセグの基本性能は前モデルの「SH-01A」を継承しているが、2番組の同時視聴や裏番組の録画ができる「ダブル・ワンセグ」を新たに搭載した。

 ワンセグ起動中に決定キーを短押しすると、画面右側に子画面が現れ、裏番組をザッピングできる。もう1度決定キーを押すと1画面に戻る。MAPキーを押すと子画面にフォーカスが合い、左右キーを押すと裏番組のチャンネルを変更できる。裏番組はチャンネル変更と録画のみ可能。なお、決定キーを長押しすると、メインの番組と裏番組が入れ替わる。

photophotophoto 2画面表示のオン/オフや画面の切り替え方法、操作の切り替え方法を示すガイダンスが表示される
photophotophoto 決定キーを短押しすると、2画面表示に切り替わる。MAPキーからフォーカスを呼び出し、このフォーカスを合わせた画面のチャンネルを変更できる。音量調節できるのはメインの番組のみ

 ダブル・ワンセグは、ソフトバンクの「AQUOSケータイ 932SH」でも利用できるが、画面の表示方法や操作性は異なる。932SHは横画面では左右均等、縦画面では上下均等にメインの番組と裏番組が表示されるが、SH-07Aは横画面と縦画面ともに、裏番組は小さく表示されるのみ。932SHには裏番組を小さく表示する設定もあるが、SH-07Aではメインの番組と裏番組を均等に表示する設定はない。説明員によると、メインの番組と裏番組を同時に長時間視聴するケースは少ないことが想定されるため、裏番組は小さい表示のみにしたという。

photophoto 横画面では画面の右上に、縦画面では映像の右下に裏番組が表示される(写真=左)。参考までに、932SHのワンセグの2画面表示。こちらは左右、上下均等の大きさで画面が表示される(写真=右)

 1画面と2画面の切り替えは、932SHがTVキーの短押しで、SH-07Aが決定キーの短押し。メインの番組と裏番組の切り替えは、932SHが決定キーの短押し、SH-07Aが決定キーの長押しで可能。

 操作性が大きく異なるのが“2画面表示時のチャンネル変更”だ。932SHは裏番組のみチャンネル変更ができるのに対し、SH-07Aでは(MAPキーで)フォーカスを合わせた画面のチャンネルを変更できる。つまり親番組も、フォーカスを合わせればチャンネルを変更できるわけだ。この点はSH-07Aの方が操作しやすい。

 なお、932SHは2番組の同時録画ができるが、SH-07Aで録画できるのは1番組のみ。「ワンセグで2番組を同時録画するケースは少ないと考えたため」(説明員)、2番組の同時録画は採用しなかったという。

 SH-07Aのワンセグの連続視聴時間は、1画面で視聴した場合は約3時間10分、2画面で視聴した場合は約2時間30分となる。

photophoto 2画面表示のオンとオフ、親画面と子画面の切り替えは、サブメニューからもできる
「SH-07A」と「932SH」のダブル・ワンセグの機能比較
SH-07A 932SH
2番組の同時視聴
2番組の同時録画
裏番組の録画
2画面表示の切り替え方法 決定キーの短押し TVキーの短押し
メインの番組と裏番組の入れ替え方法 決定キーの長押し 決定キーの短押し
メインの番組を大きく、裏番組を小さく表示
メインの番組と裏番組を均等に表示
2画面表示時のチャンネル変更 メイン番組と裏番組(MAPキーで選択) 裏番組のみ
2画面表示時の音量調節 メイン番組のみ メイン番組のみ
連続視聴時間(1画面) 約3時間10分 約4時間45分
連続視聴時間(2画面) 約2時間30分 約3時間30分

 オンエア中の番組画面のサムネイルを表示する「チャンネルビュー」はさらに快適に利用できるようになった。チャンネルビューはSH-01Aにも搭載されているが、SH-07Aではサムネイルの表示が高速化された。「ワンセグチューナーを2つ搭載したことで、チャンネルビューの表示が速くなった」(説明員)という。

 SH-07AとSH-01Aのチャンネルビューを同時に開始したところ、SH-01Aの方が短時間で全チャンネルの番組画面が表示された。

photophotophoto 「チャンネルビュー」を利用すると、横画面では4チャンネル、縦画面では8チャンネルの番組画面が表示される

SH-07A(左)とSH-01A(右)のチャンネルビューを同時に起動。SH-07Aのチャンネルビューで全チャンネルが表示された時点で、SH-01Aでは3チャンネルしか表示されていない。なお、発表会場はワンセグの電波が届きにくい場所にあったため、視聴環境によっては、もう少し速くサムネイル表示されるだろう

(ムービーはこちらからでも参照できます)

photophotophoto SH-01Aでは後ろの方にあった「番組表起動」を先頭に移動するなど、サブメニューの項目は順番が変更されている(写真=左、中)。画質設定はSH-01Aと同じく5種類を用意(写真=右)
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