レビュー
» 2010年12月29日 14時00分 UPDATE

SIMロックフリーの「Pocket WiFi S」発売前レビュー:第2回 「Pocket WiFi S」で他社のSIMカードが使えるかを検証

イー・モバイル「Pocket WiFi S」は、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン。国内他社のSIMカードが使えるか、どう設定するか。速度チェックとともに検証する。

[岩城俊介,ITmedia]

SIMロックフリー──本当に他社のSIMカードは使える?

photo イー・モバイル「Pocket WiFi S」(2011年1月中旬発売予定)

 「Pocket WiFi S(S31HW)」は、完全なSIMロックフリー端末だ。

 国内のイー・モバイル3G通信で用いる1700MHz帯以外に、W-CDMA 2100MHz帯、かつGSM 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz帯に対応し、W-CDMA方式を採用する国内他キャリア(NTTドコモとソフトバンクモバイル、およびそのMVNO)契約のSIMカードや、対応周波数帯を用いる海外キャリアのSIMカードもAPN(Access Point Name)の設定を行うことで利用できる(Pocket WiFiもW-CDMA 1700MHz/2100MHz帯に対応していたが、国内利用においてはイー・モバイル網しか使えない制限があった)。

 イー・モバイル通信用のAPNは標準で登録済みだが、それ以外のSIMカードを利用するには、通信のためのAPNを各自手動で設定する。Android標準メニューの設定→APN設定より入力できる。


他社のAPN設定例 NTTドコモ(定額データプラン/mopera U) 日本通信(b-mobileSIM U300)
APN mopera.flat.foma.ne.jp dm.jplat.net
ID (mopera UのID) bmobile@u300
パスワード (mopera Uのパスワード) bmobile
認証方式 CHAP
DNS 自動

 SIMカードを入れ替え、使用ネットワークを切り替えることであっけなく国内他社のSIMカードを使用できた。これは、海外でプリペイドSIMカードを購入して安価にデータ通信を行う場合にも応用できるので、海外渡航の予定がある人は「海外プリペイドSIM導入マニュアル」も併読願いたい。なお、今回はデータ通信契約のSIMカードを用いたので通話までは試せなかった。通話については今後検証したい。


photophotophoto 利用するサービスに応じたAPNを新規登録することで、他社のSIMカードも利用できる。写真中央と右は、日本通信「b-mobileSIM U300」を使用した例。b-mobileSIM U300はFOMA網を使用するため、“NTT DoCoMo”とロック画面に表示された

 各SIMカードを使用した通信速度の参考値は以下の通り。測定場所と時間帯が限られるため、あくまで参考値として見てほしい。なお、イー・モバイルの電波状況は本機でのアンテナ表示5本中2本と、残念ながらそれほどよい場所でない点も考慮願いたい。

photophotophoto Pocket WiFi S単体で計測:左からイー・モバイル、b-mobileSIM U300、NTTドコモ定額データプラン+mopera U
photophotophoto Pocket WiFi Sのテザリングを使用したiPhone 4(IEEE802.11g接続)で計測:左からイー・モバイル、b-mobileSIM U300、NTTドコモ定額データプラン+mopera U
photophotophoto Pocket WiFi Sのテザリングを使用したWindows 7 搭載PC(IEEE802.11g接続)で計測:左からイー・モバイルSIM、b-mobileSIM U300、NTTドコモ定額データプラン+mopera U

※以上、千代田区大手町のPC USER編集部屋内にて「SPEEDTEST.NETサイトおよびAndroid/iPhoneアプリケーション」で平日15時ごろに計測

 (続く)


 明日は「Pocket WiFi Sのバッテリーはどのくらい持つか」についてを検証する予定です。


(※今回の評価は発売前の評価機で行っております。ハードウェアおよびソフトウェアの仕様・機能は、製品版と異なる可能性があります。ご了承ください)

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.