ドコモ、9月10日からユーザーの年齢情報をCGM事業者に提供――まずは「LINE」で機能制限を開始

» 2013年09月09日 17時04分 公開
[村上万純,ITmedia]

 NTTドコモは、青少年保護を目的として9月10日からSNSやブログなどのCGMコンテンツ事業者にユーザーの年齢情報を提供する。これにより、年齢制限があるSNSなどの不適切な利用を防止する。

photo 「年齢判定サービス」の利用イメージ

 これは、年齢制限のあるコンテンツを利用する際に、ユーザーが各コンテンツ事業者の指定する年齢に達しているか否かを判定し、コンテンツ事業者に通知するもの。ドコモからコンテンツ事業者に提供する年齢情報とは、コンテンツ事業者が指定した年齢以上か未満かの情報。ドコモは2012年6月1日から携帯電話の新規契約手続きの際に、主な利用者の氏名と生年月日の情報を新たに取得しているが、これらの情報は含まれない。

 利用者情報を未登録のユーザーは、ドコモショップ等で利用者情報を登録する必要がある。年齢制限のあるコンテンツを利用する際は、表示される許諾画面で「通知する」を選択しなければならない。年齢判定情報を通知するか否かはコンテンツ事業者ごとに個別に設定できる。

 通知先設定の方法は以下の通り。

  • spモード:「dメニュー」→「お客様サポート」→「各種設定」→「年齢判定機能の設定」
  • iモード:「iメニュー」→「お客様サポート」→「各種設定」→「年齢判定機能の設定」
  • パソコン:「My docomo」→「あんしん・便利サービス」→「年齢判定機能の設定」

 サービス提供にあたり、まずはLINEが9月下旬に青少年向けの機能制限等を開始する予定だ。対象サービスはスマートフォン向けのLINEで、PC版は含まれない。そのほかのコンテンツ事業者も順次対応予定で、事業者によりサービス開始時期や機能の詳細は異なる。

 ドコモは今後も、青少年がより安心・安全にスマートフォンを利用できる取り組みを進めていくとしている。

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