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» 2013年09月12日 20時37分 UPDATE

日本での発売は?:LGエレクトロニクス、グローバルフラッグシップ「LG G2」を日本で披露

LGエレクトロニクスが、8月に世界発表した新しいフラグシップモデル「LG G2」の製品説明会を日本で開催。ブランド刷新後の第1弾となるハイスペック端末について、新機能や開発コンセプトを紹介した。

[平賀洋一,ITmedia]

 LGエレクトロニクス・ジャパンは9月12日、米国・ニューヨークで8月7日(現地時間)に発表されたグローバルモデル「LG G2」についての製品説明会を開催した。

 LG G2は、同社のフラグシップモデル向け「G」ブランドの第1弾となる製品。日本での販売も期待されているが、国内でどのキャリアから登場するのかや、発売時期についてはすべて未定とのことだった。

LG G2LG G2 説明会で展示された「LG G2」の欧州向けモデル
photo LGエレクトロニクス・ジャパンのキム・ドンゴン氏

 説明会ではまず、LGエレクトロニクス・ジャパン ブランドコミュニケーションズ 次長のキム・ドンゴン氏が、世界市場における同社の現状を紹介した。IDCの調査によれば、同社のメーカー別シェア(出荷台数ベース)は2013年上半期(第1四半期、第2四半期)で世界第3位。特に第1四半期は前年同期比で110%を越える伸びを示しており、上位2社を上回る成長性を見せている。

 キム氏は世界市場で好調な理由について、「2012年後半からOptimus GやNexus 4(LGE960)、そしてOptimus G Proなどのハイスペックなフラッグシップモデルを投入できたことが大きい。我々はスマホ市場に出遅れた感があったが、それを挽回するべく高付加価値の製品開発に力を入れてきた」と分析した。

 世界市場で好調なLGエレクトロニクス。同社のスマートフォンは、大きく3つの方針にそって開発されているという。それは、総合家電メーカーとしての垂直統合による製品開発の効率化、消費者目線での製品開発、そしてハイスペックモデルに欠かせない米Qualcommとの戦略的なパートナーシップ、というもの。

photophoto 世界市場でのLG(写真=左)。3つの開発方針(写真=右)

 特に消費者目線については、「我々は技術者の好奇心でモノを作っている企業でも、作ったモノを消費者に押し付けるような企業でもない。常に消費者の立場に立ち、同じ目線で製品を生み出している。LG G2の開発コンセプトは“Learning From You”(あなたに学ぶ)であり、今後もこうした姿勢を続けていく」(キム氏)と強調した。またQualcommとの関係については、「共同開発やプロセッサーの優先的な供給を受けられる関係にある」(キム氏)と述べ、ハイスペックモデルをいち早く、そして潤沢に市場投入できることを示唆した。

photophoto 日本での販売がスタートした「Nexus 4」

ユーザーの感覚を“拡張”するLG G2

 そのLG G2は、ユーザーが持つ自然な“感覚”や“センス”を拡張するデバイスを目指して開発された。さまざまな特徴を持つLG G2だが、最初に気が付くのが、電源ボタンやボリュームキーが背面にあること。ここはユーザーがスマホを持ったときに人差し指で自然に操作できる位置であり、操作時に端末を持ち替えたり、ボタンを探す手間が少なくなる場所でもある。多くのユーザーが自然にする仕草を観察し、その結果から背面にボタンを集めたが、結果としてサイドボタンがなくなり、端末を薄くすることができたという。

photophoto 背面にある電源ボタンとボリュームキー(写真=左)。幅70.9ミリのボディに5.2インチのIPS液晶を搭載。ベゼルは2.65ミリと極めて細い(写真=右)
photophoto サイドキーなどの操作部がなくなり(背面に移行)薄くなった端末側面
photophoto 上面(写真=左)と底面(写真=右)も絞り込まれている

 ディスプレイには、自然な色を最も美しく表示できるという5.2インチのフルHD(1080×1920ピクセル、423ppi)IPS液晶を採用した。額縁部は2.65ミリと極めて細く、LGでは“Near Zero Bezel”と呼んでいる。狭額縁設計は、サイドボタンを廃したことや、液晶への配線を2重化するデュアルルーティングでスペースを効率化したことも貢献している。LG G2のボディ正面におけるディスプレイ面積率は75.9%で、Opitmus Gの69.2%から拡大した。こうした“大画面”化も「液晶そのものを手のひらにのせるような感覚」を目指して進められた。気になるのが消費電力の増加だが、GRAMと呼ばれる液晶専用メモリーを搭載することで省エネ性を高めている。

 UI/UXにも、ユーザーが自然に行なう仕草をヒントにしたものが追加された。代表的なのが、ディスプレイを2回タップするとバックライトが点灯する「KnockOn」だろう。ホーム画面の空いているところを2回タップすると消灯もでき、ディスプレイ上部をタップすると通知バーも呼び出せる。

photophoto 複数のアプリ画面をスライド状に切り替える「Slide Aside」(写真=左)。イヤフォンやUSBケーブルを装着すると関連アプリを表示する「Plug&Pop」(写真=右)

 マルチタスク機能を自然に操作できるよう、画面をそのままホーム画面の左右に保存して切り替えられる「Slide Aside」や、イヤフォンやUSBケーブルを差し込むと関連するアプリの一覧がでる「Plug&Pop」、動画撮影時に録音エリアを狭くして環境音の影響を小さくするズームマイク機能の「Audio Zoom」などを備えた。また、子供など、一時的に別のユーザーに端末を使ってもらうための「GuestMode」も特徴的だ。GuestModeではホーム画面だけでなくロックパターンもゲスト用に用意できる。

 13メガピクセルのメインカメラには、LG端末では初という2軸の光学手ブレ補正機構(OIS)を内蔵し、低照度環境や動きやあるものもブレなく撮影できる。またカメラアプリには多彩な撮影モードも備えた。24bit/192KHzのHi-Fi音源への対応など、AV機能が充実しているのも特徴だ。

photophoto ホームキーや戻るキーの表示順を変更する機能も設けられた

 こうした新機能を快適に利用するため、プロセッサーには2.26GHz駆動のSnapDragon 800を採用。またスリムなボディに3000mAhと大容量のバッテリーを備えた。このバッテリーはG2のために開発した高密度セルが使われており、端末内部のスペースを効率的に使うため階段状の構造が取られている。

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