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» 2014年01月15日 16時56分 UPDATE

2014 International CES:「動く! Snapdragon 805」に「抗菌! Gorilla Glass」

これまでは「小さいものならまかせておけ」のQualcommだったが、これからは「大きなものもまかせてくれ」とアピールしている。

[長浜和也,ITmedia]

「Adreno 420」の性能を2014 CESで公開

kn_qcommces_01.jpg 2013年11月に発表した「Snapdragon 805」の動作デモを行っていた

 Qualcommは2014 CESで2013年11月に発表したSnapdragon 805の動作デモを公開した。Snapdragon 805は、2013年11月に発表したQualcommのモバイルプロセッサーで最新、かつ、最上位のモデルになる。800から805と型番一桁の違いでマイナーバージョンアップと思ってしまうが、統合するCPUコアは、新世代のKrait 450をクアッドで実装し、グラフィックスコアにも新世代のAdreno 420を実装するなど、従来のSnapdragon 800から世代を一新している。

 Krait 450の動作クロックは最大でSnapdragon 800の2.3GHzから2.5GHzに上がったが、それ以上にQualcommはグラフィックス処理性能の向上を重視している。発表当時、Qualcommは、Adreno 420の性能についてSnapdragon 800シリーズに実装するAdreno 330と比べて最大40パーセント向上すると説明していた。2014 CESのブースでは、ベンチマークテストを用いた具体的な数値による比較は行っていなかったが、それでも、複雑なテクスチャと膨大な数のポリゴンで構成した3DグラフィックスをSnapdragpn 805搭載のMDP(Mobile Development Platform)で、スムーズに動かすデモによってパフォーマンスを示していた。

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kn_qcommces_04.jpgkn_qcommces_05.jpg ポリゴンの数を増やして複雑なテクスチャを貼り付けても、Snapdragon 805に実装したAdreno 420はスムーズにレンダリングを行っていた

kn_qcommces_06.jpgkn_qcommces_07.jpg Adreno 420は、3840×2160ピクセルの高解像度もサポートしているが、Qualcommブースは強力なグラフィックス処理性能を生かして快適なゲーム環境をSnapdragon 805(または、Snapdragonシリーズの上位モデル)で実現できることをアピールしていた

触り放題のタッチパネルだから抗菌のGorilla Glass

 Corningは、2014 CESにあわせて、抗菌作用を持つカバーガラス「Antimicrobial Corning Gorilla Glass」(以下、抗菌Gorilla Glass)を1月6日(現地時間)に発表しているが、同社の2014 CESブースでは医療実験器具を用いたデモで、タッチパネルカバーパネルにおける抗菌作用の必要性をアピールしていた。

 抗菌Gorilla Glassは、ガラス成分に銀イオンを配合してガラス表面に埋め込むことで、Gorilla Glass自体に抗菌作用を持たせるだけでなく効果が長期間持続するという。また、銀イオンを配合しても、Gorilla Glassで重要な耐久性(破壊的なひび割れを抑える)に変化はないと関係者は説明している。

 展示ブースでは、来場者がタッチパネルに触れただけでどれだけの雑菌が付着するのかを、医療実験器具を用いて示すデモや、Gorilla Glass以外のカバーバラスで抗菌作用を持たせた製品では、長期間の使用においてガラス面が変色する一方で、抗菌Gorilla Glassでは経年変化が発生しないことを実証した見本などで、優位性を示していた。

kn_qcommces_10.jpgkn_qcommces_11.jpg Corningのブースでは、タッチパネルに来場者が付着させた雑菌の数をカウントしたり、同じ抗菌作用を持つカバーガラスで経年変化を比べたりと、理科実験的雰囲気に満ち満ちていた

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