写真で見るティーン向けスマホ「Fairisia」国語算数理科スマホ!

» 2014年06月10日 23時12分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 バンダイナムコグループのメガハウスが7月下旬に発売する「Fairisia」(フェアリシア)は、10歳から13歳の女子をメインターゲットとしたティーズ向けのAndroidスマートフォン。Wi-Fiだけでなく3G通信にも対応し、専用のIP電話アプリやチャットアプリもプリインストールするなど本格的なスマホ体験が行える。また利用可能なアプリや時間帯を設定できるなど保護者向けの機能も充実させた。

photophoto 「Fairisia」

 ハードウェアはSIMロックフリースマートフォンを手がけるコヴィアと共同開発したもの。OSにAndroid 4.2を採用し、4型ワイドVGA表示(480×800ピクセル)のIPS液晶と1GHz駆動のデュアルコアプロセッサを搭載した。メモリは512Mバイトで、ストレージ容量は4Gバイト、外部メモリとして最大32GバイトまでのmicroSDも利用できる。カラーはラベンダーとホワイトの2色を用意した。

photophoto 4型ワイドVGAのディスプレイを搭載(写真=左)。メインカメラは200万画素でフォトカメラも備えた(写真=右)
photophoto 左側面にボリュームキーを配置(写真=左)。右側面にはなにもない(写真=右)
photophoto 上面に電源キーとイヤフォンジャックがある(写真=左)。底面にはMicro USB端子(写真=右)。防水や防塵には非対応だ

 カメラは200万画素のメインカメラと20万画素のインカメラを備えた。カメラアプリは標準のものに加え、デコレーションが楽しめるガールズデコカメラも用意されている。

photophotophoto 200万画素のメインカメラを搭載。標準のカメラアプリも本格的で(写真=左、中央)、デコレーションを楽しめるカメラアプリも用意した(写真=右)

 製品を使うには、月額2390円(税別、以下同)で月間1Gバイトまで利用できる専用の3Gデータ回線と契約する必要がある(LTEには非対応)。通信はNTTドコモのFOMA網を使ったMVNO形式で提供されるもので、対応する周波数帯域は2100MHz帯と800MHz帯。なお最大通信速度は公開していないという。Wi-Fiテザリング機能も利用でき、タブレットやポータブルゲーム機にネット接続環境を提供できる。1カ月以内に1Gバイトを使い切った場合は、通信速度が200Kbpsに制限される。

 初期設定時にSIMの開通手続が必要で、その際にWi-Fi環境が必要。登録時に手数料として3000円がかかるが、初月の通信量は無料になる。料金の支払い方法はクレジットカードのみだ。 担当者によるとメガハウスがMVNOとして回線を提供するとのことだが、IIJのSIMパッケージが使われていることから、IIJが“MVNE”として関わっているようだ。

photophotophoto 専用のIP電話アプリも搭載(写真=左)。保護者が許可すればGoogle Playからアプリをダウンロードできる(写真=中央)。ソースネクストと提携し、セキュリティアプリやブルーライトカットアプリなどもプリセットした(写真=右)

 Fairisiaには050番号が付与されるIP電話アプリがプリセットされており、Fairisia同士であれば無料で通話が可能。またそれ以外の通話料金はIP電話(050番号)と固定電話宛てが3分8円、携帯電話とPHS宛てが1分16円となっている。

photo チャットアプリ「tete」
photophoto teteは「GirlsPlaza」でほかのAndroidスマートフォン向けにも配信されている

 またコミュニケーションアプリ「tete」を使った、お絵かきチャットやスタンプを使ったLINE感覚のトークも楽しめる。teteは「GirlsPlaza」というメガハウスが運営する女の子向けのコミュニティサイトで公開されており、ほかのAndroidスマートフォンでも利用できる。

 なお端末にはSIMロックがかかっているほか、端末に設定されたAPNも変更できないようになっている。そのため付属のFairisia用SIM以外を装着しても3G通信が行えず、逆にFairisia用SIMもほかの端末に装着しても利用できないという。

photophotophoto 保護者は「管理モード」(写真=左)にアクセスして使用を許可するアプリ(写真=中央)や時間帯を設定する(写真=右)

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