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» 2014年11月12日 14時33分 UPDATE

空撮も:初めてでも楽しめる! 話題のドローン「Rolling Spider」と「Jumping Sumo」で遊んでみた (1/2)

ラジコンは横目で見てるだけ……そんな超初心者が仏パロット社の小型ドローン「Rolling Spider」と「Jumping Sumo」で遊んでみた。その実力はいかに?

[村上万純,ITmedia]

 子供の頃、近所のお兄ちゃんがよくラジコンで遊んでいた。ちょっと遊んでみたいと思いながら横目に見ていたが、結局触らせてもらえることはなく、それからは全くその類のオモチャに接することがないまま今日まで至っている。

 そんな自分がいる編集部に、ちまたで話題の小型ドローン「Rolling Spider」と「Jumping Sumo」がやって来た。超が付くラジコン初心者でも楽しく遊べるものなのか、期待と不安が入り交じる中、両モデルを触ってみた。

 先に紹介しておくと、仏パロット社のRolling SpiderとJumping Sumoは、スマートフォンやタブレットで操作ができる超小型ドローン(無人機)。Rolling Spiderはクアッドコプターと呼ばれる小型ヘリコプター、Jumping Sumoはタイヤが2つのラジコンカーで、価格はRolling Spiderが1万2800円(税込、以下同)、Jumping Sumoが1万9800円。オモチャとしてはなかなか値が張るなと思ったが、会社の元お兄ちゃんたちによれば「性能を考えるとむしろ安い」という。なるほどそんなものなのかと思いながら、早速動かしてみた。

photo スマートフォンやタブレットで操作ができる超小型ドローン「Rolling Spider」

ここがイイ!

  • 小型で高性能なカメラ付きラジコンヘリが1万円台(税別)で購入できる
  • スマホを使った直感的なユーザーインタフェースで、操作が簡単

ここが惜しい

  • 充電は本体のMicro USB端子を使うので、充電中は遊べない
  • 駆動時間は8分(Rolling Spider)、20分(Jumping Sumo)で、連続して長時間遊べない
  • 込み入った操作は慣れるまで時間がかかる

自由度の高さと安定感が魅力 活動限界は8分

 4つのプロペラを備えるクアッドコプターRolling Spiderは、Bluetooth経由でスマートフォンやタブレットから操作できる。操作範囲は20メートルだ。

photo 4つのプロペラを備えるRolling Spider。眼光が鋭い

 無料アプリ「FreeFlight 3」をスマホにインストールして、いざ発進。中央下部の「TAKE OFF」をタップすると、「ウィィィィ」と大きな音を立てながらゆっくりと空に舞っていった。Rolling Spiderは空中で安定しながら静止しているので、慌てて次の操作をする必要はない。初めて味わう“飛ばす”感覚の余韻に浸りつつ、ゆっくりと動かしてみる。

 操作画面にはゲームパッドが左右に付いており、ゲームコントローラーの十字キーを動かすような感覚で高度の上げ下げ、旋回、前後左右の移動などを行う。さらに、360度宙返りなどをワンタップでできるボタンなどもあり、アクロバット飛行も自由自在に操れるという。始めは恐る恐る“浮かべて”いたが、ゲーム感覚で操縦できること、また安定性の高さもあって、すんなりと思い通りに飛ばすことができた。

photo 仮想ゲームパッドで直感的な操作ができる

 本体サイズは縦横140ミリ、重量55グラムと小柄なボディなので、屋内で飛ばすのがベストだろう。ただあまり狭い空間だと壁にぶつけたり、また屋外だと風にさらわれたりするかもしれない。そして操縦に不安が残るという人も安心なのが、付属ホイールの存在。大きなホイールが本体を守ってくれるので、初心者でも安心して思い切った飛行操作ができた。

 ホイールは本体に装着することで衝撃を和らげるだけでなく、壁や天井をクモのようにはって移動することも可能になる。ただし、天井走りはやや難易度が高いので練習が必要だ。

photo ホイールは衝撃を和らげる効果がある
photo 安定した飛行もできるので、慣れるまではホイール付きで練習しよう

 他にも、本体に口ひげや笑顔の口元などで表情を付けるユニークなシールも同梱されている。2色のLEDランプを備える本体正面は目をかたどっており、電源オン時や充電時に点灯する。暗闇で飛ばして未知の侵略者気分を味わうのも楽しそうだ。

photo 付属のシールで表情を変えられる

 Rolling Spiderの安定した操作性を支えるのが、本体に搭載された超音波センサーやジャイロセンサー、加速度センサー、圧力センサー。試しに飛行中のRolling spiderに思いっきり息を吹きかけて見たのだが、バランスを崩すことなくホバリングを続けるなど安定感はかなりのもの。周囲の元ラジコン少年からは、「このサイズに各種センサー類を詰め込めるのはなかなかすごい」という声が聞かれた。

 さらに注目したいのは、1秒当たり60フレームを撮影できる有効約30万画素のカメラだ。タブレットを使えば、空中から地上の写真を撮影する空撮が可能。操作をする自分を上から見下ろしている写真だって撮れてしまうわけだ。

 ただし、連続して動作するのは8分間。ちょっと短いのでは……と思わずこぼすと、「8分も動けば十分」という声も。あまりピンと来なかったが、電動ラジコンヘリはこれくらいの駆動時間が普通らしい。なお、バッテリーは交換式だが充電は本体で行う必要がある。

photo センサー類とカメラを搭載
photo 上部にバッテリースロットを備える
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