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» 2015年08月08日 19時25分 UPDATE

最新スマートフォン徹底比較(2015年夏モデル編):スマホ夏モデル、3D&バッテリーが優秀なのはコレ ヨドバシAkibaでの売れ筋は? (1/3)

夏モデルのドコモ7機種、au7機種、ソフトバンク4機種をヨドバシAkibaで総チェック。3Dとバッテリーの性能を比較し、さらに売れ筋について話を聞いてきました。

[平賀洋一, 房野麻子,ITmedia]

 2015年夏モデルとして登場した最新スマホ18機種の徹底比較。前編はベンチマークテストアプリ「AnTuTu Benchmark」を使い、NTTドコモとKDDIの各7機種、ソフトバンク4機種のCPU、GPU、メモリ、データの読み書き速度などを総合的に評価した。

 後編では3Dグラフィックスの性能とバッテリーの省電力性能を測定。さらに今回の徹底比較にご協力いただいたヨドバシカメラ「マルチメディアAkiba」(東京・秋葉原)の担当者に、この夏の売れ筋スマホを教えてもった。

GPUのスペック通りではない? 「3DMark」の結果

 3Dグラフィックス性能の評価は、PCでもおなじみの3Dベンチマークテストアプリ「3DMark(バージョン1.5.3263)」を使った。3DMarkにはいくつかのベンチマークテストが用意されているが、今回は全機種がAndroid 5.0以降のOSを搭載していることから、Android 5.0以降に対応する最新テスト「Sling Shot using ES 3.0(バージョン2.0)」による計測だ。

photophotophoto 「3DMark」(Sling Shot using ES 3.0)の結果が高かったのは、「ARROWS NX F-04G」(写真=左)、ソフトバンク版Galaxy S6 edge(写真=中央)、「Galaxy S6 edge SC-04G」(写真=右)だった

 Sling ShotはOpenGL ES 3.1/3.0のパフォーマンスを調べるベンチマークテストで、従来よりも高い負荷で端末の3D性能を計測する。ハイスペックモデルで高解像度対応の3Dゲームをゴリゴリ動かすことを想定したものなので、ミドルレンジのスマホにとっては少々酷なテストといえるだろう。とはいえ、3D表示のゲームアプリを少しでも快適に遊びたいならその結果は気になるところだ。

 なお3DMarkは計測にやや時間がかかるため、今回は計測の都合で1度だけ計測した結果で比較する。その点をご了承いただきたい。

photo 「3DMark」(Sling Shot using ES 3.0)の測定結果

 3DMarkのテスト結果は、Aututu Benchmarkの総合評価やGPUテストのスコアとかなり違う結果になった。最もスコアが良かったのは「ARROWS NX F-04G」で、唯一1400台で飛び抜けた結果に。そしてスコア1200台の「Galaxy S6 edge」3機種が続き、3位グループは「HTC J butterfly HTV31「Xperia A4 SO-04G」「Disney Mobile on docomo DM-01G」が並んだ。SO-04Gは上位モデルの「Xperia Z4」シリーズを上回る結果だ。

 「AQUOS Xx」「AQUOS SERIE SHV32」「AQUOS ZETA SH-03G」の3機種は900台のスコアでやや後方に、そしてAututu Benchmarkでは好成績だった「isai vivid LGV32」が、スコア500台で後方に沈んでしまった。最後はスペック的にミドルレンジの4機種で、スコアが50台とかなり低かった。

端末ごとにかなりの差が出たバッテリー性能

 次に、バッテリー性能を測る「AnTuTu Tester(バージョン2.5)」の「Battery Test」の結果を見てみよう。このテストは、端末がある割合のバッテリーを消費する間に、スマホをどれくらい利用できるかを調べるものだ。

 消費させるバッテリー容量は80/60/40/20/4%の5段階から選択し、その範囲内で3Dゲーム/高負荷のCPU処理/ニュースサイトのブラウジング/動画の再生がどれくらいできたかを数値にする。より高いスコアであれば、消費電力に対して高い処理能力がある=バッテリーをうまく使っている端末と判断できる。

 バッテリーのテストであるため、条件を以下にそろえた。それ以外の条件は先のベンチマークテストの環境と同様だ。

  • ディスプレイの輝度は中間に統一
  • Wi-Fiをオフにし、モバイルデータ通信(LTE)のみに
  • GPSはオン、Bluetoothはオフ
  • Googleアカウントの同期はオン

 バッテリーを80%消費させるテストが最も精度が高いと思われるが、今回は計測時間の都合で“4%消費”のコースを選択し、それぞれ1度だけ計測した。またバッテリー残量は各機種とも異なっている。そのためこの結果はあくまで目安のひとつとして捉えていただきたい。

photo 「AnTuTu Tester(Battery Test)」の測定結果

 最も成績が良かったのは、スコアが9500台のソフトバンク版Galaxy S6 edgeとAQUOS Xxの2機種。続いてG02とSC-04Gが8200〜8800台で3位と4位になった。Xperia A4、SH-03G、SO-03G、SCV31、SH-04G、ソフトバンク版Xperia Z4の6機種が8000前後でほぼ横並びとなり、以降は7500から4000台までのスコアで段階的に差が付いた。

 先の2つのベンチマークと異なり、CPUやOS、バッテリー容量などのスペックや、キャリアやメーカーによる共通性がなくバラついているのが面白い。わずか4%のバッテリー消費なので誤差は大きいと思うが、端末ごとの省エネポリシーが現れていると見て良いだろう。

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