米Googleは4月11日(現地時間)、音声でのAndroid端末の操作を可能にするアプリ「Voice Access」のβテストを開始した。本稿執筆現在、既にテスターの定員に達しており、テストには参加できなくなっている。
このアプリは、病気や身体の障害によって指でのタップやスクロールができないユーザーのためのアクセシビリティ向上のために開発されたものだ。インストールすると、Android端末全体で音声コマンドが使えるようになる。
例えば「Chromeを開いて」や「ホーム画面に戻って」、「下にスクロール」「画面のトップに戻る」などの音声命令が可能だ。
画面上の各アイテム(アプリのアイコンや入力枠やボタンなど)に数字がふってあり、この番号を言うことでアイテムを選択できる。例えば下左の画面で「9を開く」と言えば、YouTubeが起動する。
Googleは、同社のアクセシビリティに関する幾つかの取り組みについて紹介する公式ブログでこのアプリを紹介した。このアプリの具体的なリリース時期については明らかにしていない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.