格安SIMの代表的なサービスとその特徴を解説します

» 2016年04月13日 06時00分 公開
[ITmedia]

 通信料金を安く抑えることができる格安SIM。安さはもちろん、通信容量や通話料に着目したサービスなど、MVNO各社は多彩なプランを打ち出しています。今回は、代表的なMVNOとそれらが提供している格安SIMの料金プランについて見ていきましょう。

種類豊富な格安SIM。それぞれの特長をしっかり押さえましょう。

 国内シェアが最も高いのが、NTTコミュニケーションズが提供する「OCN モバイル ONE」。「110MB/日コース」や「170MB/日コース」といった、1日単位で通信容量を定める日割り型のプランが特長です。容量を超過した際の速度制限は当日のみ。使い切れなかった分は翌日に繰り越せるので、無駄なく容量を使うことができます。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する「IIJmio」は、音声通話SIMの「みおふぉん」が主力です。専用アプリ「みおふぉんダイヤル」を使うと、通常通話料の半額になります。また、最大10枚のSIMが加入できる「ファミリーシェアプラン」もあり、家族全員で利用することでより安価な料金となります。

 格安SIMブーム以前の黎明期からMVNO事業を行っている「日本通信」は「b-mobile」というブランド名でサービスを提供しています。LTEの高速通信が使い放題になる「b-mobile SIM 高速定額」は、容量を気にせずに使いたいヘビーユーザーに適しています。また、データ通信量に合わせて月額料金が540〜1620円の間の5段階でスライドする「おかわりSIM」など、ユニークなサービスも好評を博しています。

 着実に加入者数を伸ばしているのが、BIGLOBEが手掛ける「BIGLOBE SIM」。通話料が半額になる専用アプリ「BIGLOBEでんわ」はよく知られていますが、さらに1296円分の国内通話(最大60分)が月額702円で利用できる追加サービス「通話パック60」が登場しました。このほか、全国約8万か所にあるWi-Fiスポットも無料で使うことができます。

 ここ最近、注目度が一気に高まっているのは、通信販売などインターネットサービス大手の楽天が提供する「楽天モバイル」です。月額918円で専用アプリ「楽天でんわ」による5分以内の通話がし放題となる「5分かけ放題オプション」は、格安SIM初めての通話定額サービスとして話題を集めています。このほか、無料で「@〜rakuten.jp」の独自ドメインのメールサービスを利用可能。月額料金に応じて楽天スーパーポイントがたまるのも同社ならではのサービスといえるでしょう。

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