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» 2016年10月24日 18時55分 UPDATE

4×4 MIMO+CAで実現:下り440Mbps通信を実現したモバイルWiMAX 2+ルーター「WX03」登場

「4×4 MIMO」と「キャリアアグリゲーション(CA)」の両方の技術を使って、下り最大440Mbps(理論値)の通信を実現したモバイルWiMAX 2+ルーターが登場する。従来のWiMAX 2+の“弱点”だった上り通信速度も、CAと変調方式の変更で約3倍(理論値)高速化する。

[井上翔,ITmedia]

 UQコミュニケーションズは10月24日、同社の「WiMAX 2+」に対応する新型モバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX03」(NECプラットフォームズ製)を2016年12月上旬に発売することを発表した。同社のオンラインショップのほか、同社回線を利用するMVNOで販売する。

(本文中の通信速度は全て理論値)

WX03(正面)
WX03(背面) 「Speed Wi-Fi NEXT WX03」。カラーはディープブルー(左)とホワイトゴールド(右)の2色

 同社は、WiMAX 2+において「4×4 MIMO」と「キャリアアグリゲーション(CA)」の2種類の高速化技術を採用しており、機種によっていずれかを採用していた。

 WX03では、同社のWiMAX 2+対応端末としては初めて両方の高速化技術に対応し、下り最大440Mbpsの通信を実現した。下り440Mbpsでの通信は、東名阪(関東・中部・関西)地区の1都2府14県を中心とする一部エリアで対応する。

 また、従来は最大10Mbpsだった上り最大通信速度を、上りCAの採用と変調方式の変更(64QAM)によって一部エリアで最大30Mbpsまで引き上げている。

 通信モードは「ハイパフォーマンスモード」(下り最大440Mbps)、「ノーマルモード」(下り最大110〜220Mbps)、「エコモード」(下り最大110Mbps)の3種類を用意している。いずれの通信もWiMAX 2+を使ったもので、「au 4G LTE」と「WiMAX」には対応しない。最高通信速度が低いモードほど消費電力も低くなる。

4×4 MIMOとCAを両立 4×4 MIMOとCAを両立

 無線LAN(Wi-Fi)部分は、IEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応している。送受信アンテナは2本(2×2 MIMO)となっており、接続する無線LAN機器が11acの2×2 MIMOに対応していれば、上下最大約867Mbpsで通信できる。同時に接続できる無線LAN機器は最大10台となる。

 WX03にはBluetoothテザリング機能(PANプロファイル)も搭載している。無線LANよりも通信速度は遅くなり、最大同時接続は3台までとなるが、消費電力をより抑えることができる。バッテリー容量は2890mAh(交換可能)だ。

バッテリーは取り外し可 バッテリーは2890mAhで、取り外しもできる

別売りクレードルでスループットを改善

 WX03には、別売りでクレードルを用意する。このクレードルには、左右にWiMAX 2+と無線LANの通信のスループット(実効速度)を改善する「拡張アンテナ」が付いている。また、従来と同様に有線LANポート(1000BASE-T/100BASE-TX対応)も付いており、自宅でブロードバンドルーターとして利用することもできる。

別売のクレードル 別売のクレードル
クレードルの拡張アンテナ クレードルにはWiMAX 2+と無線LANのスループットを改善する「拡張アンテナ」が付いている

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