18時以降の測定は、ランチタイムと比べるとMVNOサービスが速度を持ち直す傾向にある。前回は純正サービスとUQ mobileが高速である半面、mineo(Aプラン)とIIJmio(タイプA)が振わないという結果に終わった。
今回の夕方の計測結果はどうだろうか。
今回も前回と同じような結果となった。mineo(Aプラン)は下り平均0.75Mbpsで前回よりわずかに改善したものの、IIJmio(タイプA)は下り平均1.31Mbpsと前回の3Mbps台から落ち、パッとしない結果となった。
下り平均のトップはY!mobileで31.83Mbps。LTE NETは21.87Mbps、UQ mobileは18.71Mbpsと、好調な3サービスの順序は前回と同じとなった夕方はY!mobileがau系を上回るようだ。
上り平均速度の計測ではY!moboileで理論値超えが連続した。再測定して落ち着いた結果はトップの22.75Mbps。au系も前回は理論値超えが続いたが、今回はそういう問題は発生しなかった。純正のLTE NETは7.03Mbps、UQ mobileは5.45Mbpsと普通の数字。mineo(Aプラン)は3.59Mbps、IIJmio(タイプA)が2.29Mbpsと、ランチタイムとさほど変わらない結果だった。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
UQ mobile | 18:00 | 18.71 | 5.45 |
mineo(Aプラン) | 18:04 | 0.75 | 3.59 |
IIJmio(タイプA) | 18:04 | 1.31 | 2.29 |
au(LTE NET) | 18:00 | 21.87 | 7.03 |
Y!mobile | 18:09 | 31.83 | 22.75 |
UQ mobileは純正のLTE NETと遜色ない、あるいは本家以上の速度をいつでも出しており、混雑しやすい時間帯もまったく心配ない。Y!mobileも同様で、上下10〜30Mbps台なのでネット上のどのサービスもストレスなく使えそうだ。ただこの2サービスは上り通信速度の計測時に「理論値超え」が出ており、計測値をどこまで当てにできるのか、という気がかりはある。
一方、mineo(Aプラン)とIIJmio(タイプA)は速度の遅さで目立っている。とくにIIJmio(タイプA)はどの時間帯でも下り0〜1Mbps台しか出ていないので心配だ。ただし、筆者の知人のmineoユーザーの話でも触れたが、スピードテストが出す数字の印象ほどには遅くはないのかもしれない。
5月のau系通信サービスとY!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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