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» 2017年10月23日 20時45分 公開

「高齢寄りの男性」と「老若男女」を狙う――UQコミュニケーションズの2017年秋冬モデル

UQ mobileは2017年秋冬商戦向けスマートフォンを2機種発表した。これらの機種は、どのような狙いを持って投入されるのだろうか。

[井上翔,ITmedia]

 既報の通り、UQコミュニケーションズは10月23日、MVNOサービス「UQ mobile」向けの新しいスマートフォン2機種と、モバイルデータ通信サービス「UQ WiMAX」向けの新しいモバイルWiMAX 2+ルーター1機種を発表した。

 UQ mobileにおいては、既存の2017年夏モデルや先日取り扱いを開始した「iPhone 6s」に今回発表されたスマホ2機種を加えて2017年秋冬商戦を戦うことになる。新たに投入するスマホ2機種は、どのような意図を持って投入されるのだろうか。

 

arrows M04 PREMIUM UQ mobile向けにメインメモリとストレージを増強した「arrows M04 PREMIUM」
AQUOS sense UQ mobileオリジナルカラーを用意した「AQUOS sense」
WX04 モバイルルーター初のビームフォーミングに対応し、WXシリーズ初のau 4G LTE対応を果たした「Speed Wi-Fi NEXT WX04」

広がる「UQ mobile」ユーザーの裾野

前島勲氏 arrows M04 PREMIUMを手に語る前島勲事業開発部長

 2015年10月、UQコミュニケーションズはKDDIバリューイネイブラー(KVE)と合併し、KVEが沖縄県以外(※)で展開していたUQ mobileの事業を引き継いだ。それ以来、上下最大300kbpsに通信速度を制限する代わりに通信容量をカウントしない「節約モード(SNSデータ消費ゼロ)」、イチキュッパ割、iPhoneの取り扱い、VoLTE対応スマホの投入……と、さまざまなサービス改善施策を実施してきた。

 その成果もあり、MMD研究所が行った「2017年9月格安SIMサービスの満足度調査」(参考記事)において総合満足度で1位を獲得した。

※ 沖縄県内のUQ mobileは、沖縄セルラー電話の子会社である「UQモバイル沖縄(旧・沖縄バリューイネイブラー)」が提供している(参考記事

 最近では女性契約者も増えており、スマホ・ケータイとのセット購入者に絞った契約者比率では、男女比がほぼ半々という所まで来ているという。また、50代以上の高年齢層や20代の若年層の契約者数も伸びているという。

KVE合併後の歩み KDDIバリューイネイブラー合併後のUQ mobileの歩み。サービス改善の歴史といっても良いだろう
MMD研究所の調査結果でナンバー1に MMD研究所が行った「2017年9月格安SIMサービスの満足度調査」(参考記事)において、UQ mobileが総合満足度で1位を獲得
ユーザー比率 スマホ・ケータイのセット購入者に絞ると、契約者の男女比はほぼ半々に。従来は少なかった高齢層や若年層の契約も増えているという

夏モデル+iPhoneのすき間を「補完」をする秋冬モデル

 直近の9月の販売データによると、UQ mobileでは「iPhone SE」「AQUOS L2」「HUWAEI P10 lite」の3機種で端末販売台数の約7割を占めている。iPhoneに人気が偏っている訳ではなく、iPhoneは「若年寄りの男女」、AQUOS L2は「高年齢寄りの男女」、P10 liteが「若い男性」を中心にそれぞれ支持を集めているそうだ。

9月の販売データ UQ mobileの9月分の販売データでは、3機種で販売台数の約7割を占めた
利用者傾向 端末の利用者傾向を見ると、意外とキレイに分かれている

 2017年秋冬モデルは、継続販売される2017年夏モデルとiPhoneの「間隙(かんげき)」を埋める存在として登場する。「arrows M04 PREMIUM」であれば「高齢寄りの男性」、「AQUOS sense」であれば「老若男女」を想定しているとのことだ。

新利用者傾向 新機種によって、セグメントの「すき間」を補完する戦略

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