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» 2018年02月26日 10時00分 公開

スマホは乗り換えないと安くならない? 「電話一本」で割引があることも

携帯電話の月額料金は乗り換えないと安くならない――そう考える前に、確認しておくべきことをご紹介。

[迎悟,ITmedia]

 「この携帯、長く使っているんだし、もっと安くなったり特典があったりしないのか」――特に乗り換えもせず、長年同じ携帯キャリアで携帯電話を利用していると、このように考えることもあるのではないでしょうか。

 季節ごとに、携帯キャリアは「新規契約や他社から乗り換えで月額○○円〜」などのキャンペーンを展開していますが、同じキャリア内の機種変更にそういったキャンペーンが適用されることは多くありません。

 月額のコストを安く収めるには、他社への乗り換え(MNP)キャンペーンを活用するのが手っ取り早い方法ではありますが、一方で何らかの理由で携帯キャリアを変えられない、変えたくないという状況もあることと思います。

 携帯は乗り換えないと安くならないのか――そう首を落とす前に、いくつか確認すべきことがあります。もしかしたら、今よりお得になることもあるかもしれません。そんな確認事項をご紹介していきます。

基本は料金プランの見直し

 長期で利用しているユーザーにありがちなのが「利用実態に見合った料金プランを契約していない」ために、月額料金が高くなっているケースです。

 例えば、「毎月3000円で済んでるけれど、もっと安くなれば」と考えたとき、自分からの通話は行わないのに無料通話分が多く含まれる料金プランや、国内通話定額のプランに加入したままにはなっていないでしょうか。

 あるいは、「自分が使っている以上に大容量のデータプランに加入している」なんてことはないでしょうか。

通話が控えめのユーザーに向けた「シンプルプラン」をNTTドコモは2017年に導入しています

 NTTドコモは2014年に導入した「カケホーダイ・パケあえる」にて、サービス提供当初は国内通話が24時間定額使い放題となる「カケホーダイプラン」のみを音声通話の基本プランとして提供しましたが、現在はユーザーニーズに応じ、

 以上の2つを音声通話の基本プランに追加し、カケホーダイプランよりも安い月額料金を選択できるようになっています。

 auであれば「カケホとデジラ」から「auピタット/フラットプラン」が主力料金プランになり、今までよりも自分の使い方にあったデータ量・料金で利用することが可能になりました。

 ソフトバンクも従来よりもデータ単価が安い「ウルトラギガモンスター」を2017年から提供しています。

 それ以外にも、契約した当時になかった新料金プランを含め、自分の利用実態に合わせたより最適な料金プランを選択することで今より安くなったり、中には利用期間に応じた割引が大きくなったりといったこともありますので、一度キャリアショップに相談しに行ってみるといいでしょう。

“古い機種”を使っているならお得に買い替えができるキャンペーン

 キャリアに不満はないけれど、今使っている機種が古く、動作が遅い、バッテリーがすぐに切れてしまう、といった場合に検討するのが「機種変更」です。

 しかし最新機種への機種変更となると、最近では10万円を超えるような高額な機種も多くなってきています。「長く使っているのだから、少しくらい割引してくれても……」そのように考えることもあるのではないでしょうか。

 そんな時にチェックしたいのが、自分の契約機種が「ある古い機種」向けのキャンペーン対象になっていないかということです。

最大3万7800円お買得になるauの「3Gスマホ機種変更プログラム」

 auが実施している「3Gスマホ機種変更プログラム」は、3G世代のスマートフォンを16カ月以上利用している場合、変更先の指定機種を最大3万7800円割り引くキャンペーンです。

 現在使っている機種が「3Gスマホ」に限定されるなど、対象となるユーザーはかなり限られるキャンペーンではありますが、長期で利用しているユーザーに向けたキャンペーンがあるということは覚えておいて損はないでしょう。

 他にもNTTドコモの「端末購入サポート」など、半年〜1年前の機種であれば安価に機種変更できるキャンペーンもあります。「機種変更では安くならない」と思い込まず、公式サイトや店頭をチェックしてみるといいでしょう。

乗り換え“検討”で「特別な割引」がもらえることも

 冒頭にも書いたように、月額や本体代金が安く済むのは「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)」を利用する方法です。

 今の携帯キャリアから変えたくない理由も人それぞれにあるとは思いますが、乗り換えキャンペーンの値引きを見ると心が揺れるのも正直なところ。

 一方、これは店員として対応していた時の個人的な感触ではありますが、「価格に魅力を感じて乗り換えたけれど、使ってみたら元のキャリアの方が良かった」という感想や相談をお客さまから頂くことも少なくありませんでした。

 価格を取って乗り換えか、今までの安心感を取って契約続行か――そんな悩みを抱えたら、現在利用中のキャリアのサポートセンターに「乗り換えを検討している」ことを相談してみましょう。

 サポートセンターからは、プランの見直しや、現在行われている機種変更のキャンペーン案内を受けるかもしれません。そういった案内の他にも、他社への乗り換えの意思に対してある「特別な割引」を提案されることがあります。

 これはキャリアから公式に案内があるものではないのですが、俗に「引き止めポイント」と呼ばれています。複数のユーザーが、サポートセンターから「機種変更に利用できるポイントを一定量付与する」という案内を受けたとネット上に報告していることから存在が確認されていますが、要するに他社への乗り換えで安くなる分をポイント付与するので契約を続けてほしい、という提案のようです。

 当然、自身でキャリアの案内ページに目を通して価格を熟慮することも大事です。しかしそこで終わらず、サポートセンターに相談してみるとこのような意外な道が開けるかもしれません。

ライター:迎悟

キャリアショップも家電量販店も併売店も経験した元ケータイショップ店員。携帯電話が好き過ぎた結果、10年近く売り続けていましたが、今はライター業とWeb製作をやっています。

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