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» 2018年07月12日 15時23分 公開

“ケータイ”として復活した「INFOBAR xv」 実機を写真で速攻チェック

スマートフォンではなく“ケータイ”として、約11年ぶりに復活を遂げた「INFOBAR xv」。初代「INFOBAR」や「INFOBAR 2」と同じく、ストレート型のボディーにタイル状のテンキーを搭載。そんなINFOBAR xvの特徴を写真で見ていこう。

[田中聡,ITmedia]

 スマートフォンではなく“ケータイ”として、2007年12月に発売された「INFOBAR 2」以来、約11年ぶりに復活を遂げたauの「INFOBAR xv」。初代「INFOBAR」やINFOBAR 2と同じく、ストレート型のボディーにタイル状のテンキーを搭載。そんなINFOBAR xvの特徴を写真で見ていこう。なお、発売が2018年秋ということでまだソフトウェアが完成しておらず、今回確認したのは画面が点灯しないモックアップとなる。

INFOBAR xv 「INFOBAR xv」
INFOBAR xv カラーは左からNISHIKIGOI、NASUKON、CHERRY BERRY

 INFOBARの象徴的なカラーともいえる「NISHIKIGOI」は継続して採用しているが、従来のINFOBARよりもやや深みのある赤で、どちらかというと深紅に近い色だ。テンキーにちりばめた3色のトリコロール配色も健在だ。加えて、これまでのINFOBARにはなかった「NASUKON」と「CHERRY BERRY」を採用。NASUKONは漢字にすると「茄子紺」。大正時代に流行した伝統色だそうで、漬物のナスに近い色を目指した。CHERRY BERRYは赤紫色と淡い2色の桜色を組み合わせ、これも日本ならではの色といえる。

INFOBAR xv
INFOBAR xv
INFOBAR xv テンキーの色も各色で異なる

 従来製品から進化したのは、外周のない「フレームレステンキー」を採用したこと。従来のINFOBARは外側をフレームがぐるっと覆っていたが、INFOBAR xvではフレームがなく、テンキーが側面ギリギリまで迫っている。従来の技術ではフレームがないとキーが取れてしまうが、メーカーの京セラと一緒に、キーが取れない構造にできるよう工夫を重ねたという。また、タイルキーの隙間も従来機より狭まっており、極限まで無駄をそぎ落としたことが分かる。

INFOBAR xv テンキーが側面ギリギリまで広がっている。押し込めるよう、側面にはわずかに隙間が空いている
INFOBAR xv

 背面はINFOBAR/INFOBAR 2と比べてシンプルに仕上がっている。INFOBAR/INFOBAR 2は背面にスピーカー、カバーの切り込み、充電用端子があり(INFOBARはさらに、伸縮するアンテナもある)、やや雑多な印象を与えていたが、INFOBAR xvの背面にあるのはカメラ、フォトライト、auロゴのみ。バッテリーを交換できないのでカバーは取り外せず、切り込みはない。充電用の端子は底面のMicro USB端子のみで、スピーカーは前面に搭載しているので、背面にはノイズが少なく、ツルンとしていて美しい。INFOBARのコンセプト通り、まるで1本の棒(バー)のようなたたずまいだ。

INFOBAR xv 素材はポリカーボネート。ツルンとした様子が美しい。フレームがないので、側面からわずかにテンキーが見えるのも、ちょっとしたデザインのアクセントになっている
INFOBAR xv 背面で目立つのはカメラ、フォトライト、auロゴのみ

 外観でもう1つ特徴的なのは、ディスプレイ面と背面がわずかに膨らんでいること。両面とも同じレベルでカーブをかけており、無機質な板に温度が加わったような印象を与えている。

 側面にはストラップホールがあり、往年のケータイユーザーにはうれしい限り。SIMスロットとmicroSDスロットは、最近のスマホと同じくピンを刺して取り出す。外部接続端子は先述の通りMicro USBで、ここに直接接続する卓上ホルダも付属する。

INFOBAR xv 左側面には「INFOBAR」の文字が見られる
INFOBAR xv 右側面にストラップホール、SIM/microSDスロットがある
INFOBAR xv 底面にMicro USB端子。その横に「xv」の文字が見られる
INFOBAR xv 上面には特にパーツがない

 おサイフケータイを搭載していない、バッテリーを交換できないなど、INFOBAR 2から退化してしまった部分もあるが、KDDI 商品企画本部 プロダクト企画部 端末2グループ マネージャーの砂原哲氏によると、「初代INFOBAR、INFOBAR 2と同じ高さ138mmにそろえたかった。その中で当てはめられるパーツをパズルのように検討した結果」だという。

 また、3.1型でワイドVGAというディスプレイのパーツは、5型以上でHD、フルHD以上のディスプレイ全盛の現在はなかなか出回っておらず、調達するのが大変だったそうだ。

INFOBAR xv 左から初代INFOBAR、INFOBAR 2、INFOBAR xv。高さは3機種とも138mmでそろっている
INFOBAR xv INFOBAR xvの背面が最もスッキリしている
INFOBAR xv キーはINFOBAR 2の方が高さがあるが、INFOBAR xvではフレームをなくして隙間を減らしたことで、できるだけ広いキー面積を確保した
INFOBAR xv iPhone Xと比較。いかに細いかが分かる

 無駄を極限までそぎ落とし、洗練された印象を与えるINFOBAR xv。スマートフォンでない上、削られた機能も多いため、メイン端末として使うのは難しいかもしれないが、「一刻も早く実物に触れてみたい」と思わせるには十分な仕上がりといえる。

INFOBAR xv
INFOBAR xv クラウドファンディングで入手できるINFOBAR xv原寸大オブジェ。表面に書かれた文字は仮のもの
INFOBAR xv サイズ自体はINFOBAR xvと同じなので、INFOBAR xv入手前に、一足早く疑似的にINFOBAR xvをめでることができる
3機種のスペック比較
機種名 INFOBAR INFOBAR 2 INFOBAR xv
発売時期 2003年10月31日 2007年12月1日 2018年秋
メーカー 三洋マルチメディア鳥取 鳥取三洋電機 京セラ
ディスプレイ 約2.0型 TFT液晶 約2.6型 ワイドQVGA 有機EL 約3.1型ワイドVGA TFT液晶
解像度 132×176ピクセル 240×400ピクセル 480×800ピクセル
アウトカメラ 有効約31万画素CCD 有効約197万画素CMOS 有効約800万画素CMOS
インカメラ
ボディーカラー NISHIKIGOI、ICHIMATSU、BUILDING、ANNIN NISHIKIGOI、SILVER、WARM GRAY、MIDORI NISHIKIGOI、NASUKON、CHERRY BERRY
サイズ (幅×高さ×奥行き) 約42×138×11mm 約47×138×15.5mm 約48×138×14mm(暫定値)
重量 約87g 約104g 未定
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