レビュー
» 2018年09月27日 06時00分 公開

大きくなった「Apple Watch Series 4」の装着感、iOS 12連携で気に入った機能

「Apple Watch Series 4」の発表内容を見て気になったのが、そのサイズ。装着感はどう変わったのでしょうか? iOS 12との連携で相性抜群の機能も見つけました。

[らいら,ITmedia]

 テレビを見ていると、Apple Watchを身につける人が増えたなあと実感します。発売当初は吉本芸人の装着率が目立っていましたが、最近は女性タレントやスポーツ選手、文化人、街角インタビューの一般人まで、ジャンルを超えてApple Watchユーザーが広がっている印象です。

 それもそのはず、Apple Watchは2015年の初代発売以降、世界で累計4600万本を販売しているとアナリストのHorace Dediu氏は予測しており、2017年は世界で(日本でも)最も出荷台数の多いウェアラブルデバイスとなりました。2017年にはSeries 3が発売され、前年同期比で60%売り上げが増加しています。Series 4でもその勢いは止まらないでしょう。

Apple Watch Series 4 私の周りでは子育て中のママさんからのセルラーモデル支持率が意外と高いです。手がふさがっている状態でも電話できるのがいいのだそう

ケースの存在感が気になる「Apple Watch Series 4」

 初代から愛用する私ももちろんSeries 4を楽しみにしていましたが、発表内容を見た第一印象は「え……何で大きくするの?」でした。Apple Watchはファッションアイテムじゃなかったの? 画面サイズ大きくして厚み薄くしてって、そこスマホのアプローチと一緒でいいの? とモヤモヤ。

Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 4の44mmケース。ディスプレイのエッジは丸くラウンドしたデザインに

 Apple Watchは写真より実物の印象がいい場合が多いので、発売日に期待してApple Storeで見てみても、やっぱり大きい。

Apple Watch Series 4 Apple表参道に展示されるApple Watch Series 4。写真で見ると違和感はないんだけれど……

 今回、エルメスモデルのストラップと文字盤に一目ぼれしたので買おうか悩みましたが、実物がケースのせいで全体的にゴツく見えてしまい諦めました。もともとのエルメスの腕時計が、きゃしゃなケースが多いイメージなだけに余計に気になっちゃって……。こういう存在感の強いアイテムをうまく着こなしたい人生だった。

Apple Watch Series 4 Series 4のエルメスモデル
Apple Watch Series 4 右手前のインディゴ/クレ/オレンジカラーのシンプルトゥールが欲しかったのですが、44mmモデルしか対応していなかったのも買わなかった理由のひとつ。エルメスモデルはこういうトラップもあるという
Apple Watch Series 4 今回はワークアウト用として割り切ってNikeモデルにします。エクササイズ中ならディスプレイの視認性向上のメリットも大きそう

装着感は旧モデルとほぼ変わらず

 実際に装着した第一印象も「画面大きい!」でした。2つのケースサイズはそれぞれ40mmと44mmに2mmずつアップし、ベゼルの幅が狭くなったことで、ディスプレイの表示領域は30%拡大しています。

Apple Watch Series 4 左がSeries 4の40mmケース、右がSeries 3の38mmケース。Series 4では従来の文字盤がリデザインされ、コンプリケーションがラウンドしたディスプレイに合わせて配置されました。ただ画面を大きくしたわけではない、Appleらしいこだわりが垣間見えます

 とはいえ、ケースの厚さは11.4mmから10.7mmになったこともあり、Series 3以前のモデルと比べて装着感の違いは感じられません。今回は40mmのケースを試しましたが、バンドの互換性があり(40mmのケースは、従来の38mmケース用のバンドが使える)、つけ心地も変わらず、なのにディスプレイは大きく見やすくなる。それって実はすごい改良なのかもしれません。

Apple Watch Series 4 2016年のSeries 2時に発売されたsacaiのApple WatchバンドもそのままSeries 4で使えました

 まだウォッチを見るたび「ごっつ……」と思わずにはいられませんが、慣れと好みの問題でしょうし、そこはもう言わないことにします。

iOS 12の「Siriショートカット」と相性抜群

 裏を返せば、気になるのはケースのサイズくらいで、その他の性能やOSの機能は大きく進化しています。特にiOS 12の「Siriショートカット」機能とApple Watchは想像以上に相性抜群でした。

 Siriショートカットは、任意のアプリの特定の操作に音声ショートカットを設定して、Siriから実行できるようにする機能です。例えば、Apple Musicのプレイリストの再生をSiriにお願いしたいとき、Siriにそのプレイリスト名を正確に伝える必要がありました。しかし、Siriショートカットを使えば、好きな音声コマンドで素早く指示できるようになります。

Apple Watch Series 4 SiriショートカットはiPhoneの「設定」>「Siriと検索」から設定できます。またApp StoreからAppleの「ショートカット」アプリを追加すると、さまざまなアクションのレシピを作ることが可能

 ライフログ系アプリの入力をSiriショートカットで設定したところ、iPhoneでアプリをわざわざ立ち上げずとも、Apple Watchで片手間に記録していけるので入力が格段に楽になりました。私のようにマメさがなく、ライフログを挫折した経験のある人にとっては、記録のハードルが下がるありがたいアップデートです。

Apple Watch Series 4 私は日々の水分摂取量を記録する「WaterMinder」アプリとSiriショートカットを連携。「ちょっと飲んだ」とSiriに言うだけで250mlの水分摂取を記録できるようにしました

 なお、Series 4では「Hey, Siri」の声掛けなしで、手首を上げて口元にウォッチを近づけて話すだけで、Siriが起動する機能が追加されました。私の端末では声のボリュームがある程度ないと反応せず、新機能の使用感はイマイチ。リュウズを長押しする従来の方法の方が簡単かつ確実に起動します。今後のアップデートに期待です。

Apple Watch Series 4 コツがいる「Hey, Siri」なしでのSiri呼び出し。手首を上げる→口にApple Watchを近づける→画面が点灯するのを確認→大きめの声で音声指示とルール設定がややこしすぎます。もうちょっとスムーズに反応するようSiriさんには頑張ってほしい

【更新:2018年9月27日11時53分 冒頭のApple Watchの累計販売台数が予測の数字であること、装着したApple Watch Series 4のケースが40mmであることを追記しました 】

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