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» 2018年10月30日 21時13分 公開

スマホは“コスパ”重視、WiMAX 2+と合わせ「ウルトラギガMAX」で攻めるUQ

UQコミュニケーションズが、2018年秋冬商戦の新製品を発表。スマートフォンはミッドレンジが中心で、コストパフォーマンスを重視した。大容量のデータ通信が可能なWiMAX 2+と合わせて「ウルトラギガMAX」というワードを訴求していく。

[田中聡,ITmedia]

 UQコミュニケーションズが、2018年秋冬商戦の新製品を発表。「UQ mobile」向けスマートフォンはOPPOの「R17 Neo」とシャープの「AQUOS sense2」の2機種、「UQ WiMAX」向けルーターはNECプラットフォームズ製の「Speed Wi-Fi NEXT WX05」と「WiMAX HOME 01」の2機種というラインアップ。

uq UQ 2018年秋冬の新製品

 スマートフォンで目を引くのが、UQ mobile独占販売となったR17 Neoだ。6.4型有機ELやディスプレイ内蔵の指紋センサー、128GBストレージを搭載しながら、3万8988円(税込)という価格を実現した。

uq UQ独占販売となるOPPOの「R17 Neo」
uq UQコミュニケーションズの森重昭伸氏

 UQコミュニケーションズ 企画部門 事業開発部長の森重昭伸氏は、OPPOが世界30カ国以上で展開しているカメラフォンブランドであること、アジアでは2018年に1位(Counterpoint調べ)、世界では2017年に4位(IDC調べ)の市場シェアを持つことを紹介。そして2018年から日本でもスマートフォンを投入している。こうした国内外での実績を見て、UQで取り扱うことを決めたようだ。中でもR17 Neoを選んだのは、「それなりのスペックを持ち、かつコスパが高いものが求められている中で、極力機能が高いものを展開したかったから」と森重氏は説明する。

 R17 NeoがUQ mobile専売になった経緯については「OPPOといろんなビジネスの条件を話した結果」と言うにとどめた。R17 Neoは、海外で発売されている「K1」というモデルがベースになっているが、ストレージを128GBに拡張したり、UQ mobileのアプリをプリインしたり、一部で独自のカスタマイズが施されている。

 UQ mobileのスマートフォンは、シャープ、Huawei、iPhoneの3ブランドが人気だそうだが、そこにOPPOが割って入ることができるか、注目したい。

 スマートフォンは、既に販売している「HUAWEI P20 lite」「DIGNO A」「HUAWEI nova 2」「arrows M04」などを含め、ミッドレンジモデルが中心となっている。他のMVNOでは「HUAWEI P20」や「Find X」など、ハイエンドモデルを扱っているところもあるが、森重氏は「MVNO市場に興味がある人は、何とかしてコストを安くしたいというニーズを持っている。高額端末だと毎月の料金を抑えられない」と説明する。

uq UQ mobile向けスマートフォンの現行ラインアップ

 ただ、UQ mobileでは端末ごとに「マンスリー割」という割引を適用しており、ハイエンド端末であっても、比較的お手頃な価格で運用できるはず。UQ mobileでは端末とSIMをセットで購入するユーザーが約70%いるそうだが、SIMのみを契約している残りの30%の中には、ハイエンドモデルを選んでいる人もいるはず。後述する大容量のデータ通信を行うには、サクサク動く、長時間使えるなどの面で、スペックの高い端末の方が適していることもある。端末の選択肢がさらに広がることにも期待したい。

 なお、現在扱っている「iPhone SE」や「iPhone 6s」に続く新しいiPhone(7など)の導入については「コメントを差し控えたい」(森重氏)とした。

uq UQ mobileでは約70%のユーザーが端末とSIMをセットで契約している

 UQ mobileはMVNOとしてだが、キャリアとしてWiMAX 2+サービスも展開。同社は、UQ mobileのモバイル通信サービスと、UQ WiMAXのデータ通信を合わせて「ウルトラギガMAX」として訴求していく。UQ mobileの月額1980円(1年目)(税別、以下同)〜とUQ WiMAXの月額4380円〜の料金を足すと、1年目は月額6360円〜、2年目は月額7360円〜になる。つまり月額6000円〜7000円で音声通話と大容量のデータ通信が行える。

uq UQ mobileとUQ WiMAXを合わせて「ウルトラギガMAX」というワードを打ち出す

 ドコモが提供している「ウルトラデータパック」「ウルトラシェアパック」、ソフトバンクが提供している「ウルトラギガモンスター+」などのネーミングが浸透しつつあることから、UQもインパクトのある訴求をしようと考えたようだ。WiMAX 2+は3日で10GBまで使えるので、1カ月で100GB相当のデータ通信が可能となり、他キャリアの大容量プランとも渡り合える。

 森重氏は、大手キャリアの大容量プランや、固定通信+スマホと比較してウルトラギガMAXが安いことをアピールする。ただ、ウルトラギガMAXの月額6360円〜の料金は、UQ mobileとWiMAX 2+の料金と足し合わせたものに過ぎず、特別な割引があるわけではない。森重氏も、UQ mobileとWiMAX 2+を同時に契約した場合に割引を行う予定は「ない」と話している。

uq 大手キャリアの30GBプランと比較
uq 光回線+スマホの料金と比較

 さらなる値下げは難しそうだが、トレンドになりつつある大容量データ通信が「UQ mobile+UQ WiMAX」で実現することを、どう訴求するかが腕の見せ所といえる。

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