ドコモの「SIMロック解除」要件緩和 手続きはどうすればいい?中古端末購入者必見

» 2019年02月23日 13時50分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、NTTドコモは2月20日から同社が販売する携帯電話端末のSIMロック解除条件を一部変更した。他者から譲渡された端末や中古端末でも、契約者以外がロック解除の手続きを行えるようになった。

 この記事では、手続き方法に関する詳細を改めてまとめる。

解除対象と受付条件

 契約者以外のSIMロック解除手続きは、2011年4月以降に発売された端末、つまりSIMロック解除できる全ての機種で可能だ。

 端末購入時に手続きした(ひも付けた)回線が解約済みでも、解約からの日数を問わずいつでも手続きできる。ただし、以下のいずれかの条件に当てはまる場合は手続きを行えない

  • ドコモに購入履歴が残されていない
  • ネットワーク利用制限の対象となっている
  • 「おまかせロック」など、遠隔操作によるロックがかかっている
  • 購入から100日経過していない(分割払い、または端末購入サポートで買った場合)
エラー 手続きを行えない端末で「My docomo」上から手続きしようとするとエラーが出る

手続き方法と手数料

 実際の手続き方法と手数料は、端末の発売時期によって異なる。

2011年4月から2015年4月までに発売した対象機種

 ドコモショップに端末を持ち込んで手続きする必要がある。手数料は1台3000円(税別)で、1回の手続きにつき最大2台までロック解除できる。

 解除を希望する端末、手数料(※1)とドコモが指定する本人確認書類(※2)を持参して手続きしよう。

※1 ドコモショップで受け付けている支払い方法で支払える
※2 SIMロック解除手続きで「健康保険証」を本人確認書類として使う場合、補助書類は不要

2015年5月以降に発売した対象機種

 My docomo(契約者Webサイト)上の「ドコモオンライン手続き」またはドコモショップで手続きできる

 Webで手続きする場合は手数料無料で、台数無制限で手続き可能。ただし、事前に「dアカウント」を取得した上で、My docomoの利用開始手続きをする必要がある。ドコモの電話番号をひも付けていない、ドコモ未契約者向けのアカウントでも構わない

電話番号ひも付けなし ドコモ未契約者向けのdアカウントでもWeb手続き可能

 大まかな手続き手順は以下の通り。なお、2月23日現在、SIMロック解除手続きはPC向けサイトから手続きする必要がある。別のスマートフォンを使って手続きする場合は、ブラウザのPCサイト表示機能などを活用しよう。

  1. ドコモオンライン手続きにアクセスする
  2. 「その他」にある「SIMロック解除」をクリック
  3. 「お手続きをする」をクリック
  4. 指示に従って2段階認証を行う(※3)
  5. ロック解除したい端末のIMEI(国際移動体装置識別番号)を入力する(※4)
  6. 注意事項を読む
  7. 「同意する」をクリック
  8. 指示に従って解除手続きを完了する(※5)

※3 ドコモ契約者はdアカウントにひも付けた電話番号宛のSMS(ショートメッセージ)で、未契約者はdアカウントに登録したメールアドレス宛のメールで認証コードが届く
※4 端末の外箱に記載されている。ケータイやスマホなら電話発信画面で「*#06#」と入力して表示することもできる
※5 大きく分けて「Android端末(Google Pixelを除く)」「Google Pixel」「iPhone/iPad」で遷移が異なる

 なお、一部の端末(後述)はWebで手続きできないため、ドコモショップへの来店が必要となる。

2段階認証 SIMロック解除手続き時は2段階認証が必須
ロック解除画面 SIMロック解除手続き画面は、条件緩和前と変わりない

 ドコモショップで手続きする場合、手数料は1台3000円(税別)で、1回の手続きにつき最大2台までロック解除できる。ただし、Webで手続きできない以下の端末は手数料無料となる。

  • iモードケータイ
  • ドコモ らくらくホン
  • キッズケータイ(F-03Jを除く)
  • データカード
  • Wi-Fiルーター

 解除を希望する端末、手数料(※1)とドコモが指定する本人確認書類(※2)を持参して手続きしよう。

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