Apple初の5Gスマートフォン「iPhone 12シリーズ」を大手キャリアで使う場合、一部の例外を除いて5Gプランの契約が必須となります。
そうなると、気になるのが月額料金です。LTE(4G)契約と比べてどのくらい変わるのか、現行プラン同士で比較してみましょう。
NTTドコモの5Gスマートフォンでは「5Gギガライト」「5Gギガホ」の2プランと、現行プランの子回線として利用できる「5Gデータプラス」(音声通話非対応)を利用できます。
5Gギガライトと5Gギガホの各種割り引き前の料金は、以下の通りです。かっこ内の料金はXi契約における同等プランとの差額です(前段は定期契約時、後段は定期契約なしの場合)。
5Gギガライトは同等プランとの料金差は事実上ありません。ただし、同等プラン(ギガライト)で定期(2年)契約をしている場合は月額170円の差が生じます。
一方、5Gギガホは同等プラン(ギガホ)から500円増しまたは670円増しとなります。ただし、最初の6カ月間は「5Gギガホ割」が適用されるため、月額1000円引きとなります。また、5Gギガホは月間データ容量が60GBから100GBに増量されている上、現在はキャンペーンで容量完全無制限となっていることも考慮に入れたい所です。
auの5Gスマートフォンでは「ピタットプラン 5G」「データMAX 5G」「データMAX 5G Netflixパック」「データMAX 5G テレビパック」「データMAX 5G ALL STARパック」の5プランを利用できます。
それぞれの各種割り引き前の料金は以下の通りです。かっこ内の料金は4G LTE契約における同等プランとの差額です。また、全ての月額料金は定期(2年)契約時は一律170円引きとなります。
ピタットプランについては、5G契約と4G LTE契約で料金差はありません。
一方、データMAX 5Gシリーズは、データMAX 4G LTEシリーズと比べると一律で1000円増しの設定です。テザリング、「データシェア」や「世界データ定額」におけるデータ容量制限については、5G契約と4G LTE契約で同様に設定されています。
ただし、データMAX 5Gシリーズは契約翌月から12カ月間は「5Gスタート割」で1000円引きとなります。データMAX 5G ALL STARパックを除き、契約翌月から1年間は4G LTEの同等プランと同額で使える計算です。
ソフトバンクの5Gスマートフォンは、4G LTEスマートフォンと同じ「メリハリプラン」(月額8480円、月間50GB+ギガノーカウント)、「ミニフィットプラン」(月額3980〜7480円)と「スマホデビュープラン」(月額2480円、加入条件あり)を利用可能です。ただし、5Gサービスを使う場合はプランによって「5G基本料」または「5Gサービス利用料」のいずれかに加入する必要があります。
メリハリプランで5Gサービスを利用する場合、月額1000円の5G基本料を支払う必要があります。ただし、加入翌月から12カ月間は「5G 1年おトクキャンペーン」が適用されるため、加入翌月から1年間は4G LTEと同じ料金となります。
ミニフィットプランとスマホデビュープランには、月額無料の5Gサービス利用料が含まれています。両プランを利用している場合は、5Gサービスに対する追加料金は不要です。
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