Hall 1とHall 4で“エッジ”なパーツに遭遇するCOMPUTEX TAIPEI 2007(2/2 ページ)

» 2007年06月09日 00時39分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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 AMD 690GマザーやnForce 7050PVマザーのいち早い製品投入で、このところ日本の自作PCユーザーの注目度が急上昇中のBIOSTARは、「T-Series Motherboads」というオーバークロッカー向けのブランド名を全面に押し出したブース展開を行っている。

 このシリーズは、オーバークロックに強い特性を持たせたラインアップで、ノースブリッジとサウスブリッジ、電源回路周りに配置されたヒートシンクをヒートパイプで接続したクーラーユニット「Space-Pipe」や日本製固体電解コンデンサ100パーセント採用など、安定動作をもたらす機能が導入されている。ユニークなのが、BIOSTAR自ら取り組んでいるBIOS内のオーバークロック機能「Overclock Navigator Engine」だ。プリセットされた3段階のオーバークロックモードによって、最大30パーセントの性能向上を図るという。

BIOSTARはオーバークロッカーを意識した「T-Series Motherboards」を全面的にアピール

Intel X38マザー「TX38D3-A7 Deluxe」は独自にDDR3-1333に対応。PCI Express X16スロットを3本有し、そのうちの2本はX16で、1本はX4で動作する
T-Series MotherboardsにはnForce 7050マザー「TF7050-M7」も用意されている。TF7050-M7は“LGA775を搭載してインテルのCPUに対応”、クアッドコアCPUもサポートする。メモリはDDR2-800

 ASRockは、ユニークな仕様をもつ製品でCOMPUTEX TAIPEIでは常に注目を集めるマザーボードベンダーとして知られる。今回もチップセットにIntel 945シリーズを搭載しながらFSB1333MHzに対応してしまう「ConRoe1333」シリーズが展示されている。一部日本で出荷が開始されているこのシリーズはIntel 945P、もしくはIntel 945Gマザーの「ConRoe 1333-eSATA2」にIntel 945GCマザーの「Conroe1333-GLAN」「ConRoe1333-D667 R1.0」、同じくIntel 945GC、または945Gマザーの「ConRoe1333-DVI/H R2.0」の4製品。

 ConRoe1333-eSATA2は、サウスブリッジにICH7Rを組み合わせてSerial ATAによるRAIDの構築が可能。PCI Express X16スロットと、独自の「AGI Express slot to adopt 2」スロットに差したグラフィックスカードの2枚でCrossFireを構成できる仕様が興味深い。

ConRoe 1333-eSATA2はPCI Express X16スロットとAGI ExpressスロットでCrossFireを構成できる
Conroe1333-GLANはサウスブリッジにICH7を組み合わせている

ConRoe1333-DVI/H R2.0は同梱されている「DVI Graphics-HDCP」カードを組み込むことでIntel 945Gの内蔵グラフィックスコアでHDCPで保護されたコンテンツを再生できる
VIA PT880Ultraマザーの「4CoreDual-SATA2」はPCI Express X16スロットとAGP 8Xスロット、DDR2スロットとDDRスロットを混載するASRockではおなじみの仕様。ただし、このマザーはLGA775を搭載してインテルの「クアッドコア」CPUにも対応することになった

パワフルなスペックとユニークなパッケージで知られるXFXは、GeForce 8600GTのファンレスカード「GeForce 8600GT Professional」を披露した。ファンレスながらコアクロック620MHz、メモリクロック1.7GHzもさることながら、トップレベルゲーマーで知られる“Fatal1ty”をあしらったパッケージがやっぱりユニーク。ちなみにスタッフが手にするのはFatal1tyのサイン入り

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