AMD 690GマザーやnForce 7050PVマザーのいち早い製品投入で、このところ日本の自作PCユーザーの注目度が急上昇中のBIOSTARは、「T-Series Motherboads」というオーバークロッカー向けのブランド名を全面に押し出したブース展開を行っている。
このシリーズは、オーバークロックに強い特性を持たせたラインアップで、ノースブリッジとサウスブリッジ、電源回路周りに配置されたヒートシンクをヒートパイプで接続したクーラーユニット「Space-Pipe」や日本製固体電解コンデンサ100パーセント採用など、安定動作をもたらす機能が導入されている。ユニークなのが、BIOSTAR自ら取り組んでいるBIOS内のオーバークロック機能「Overclock Navigator Engine」だ。プリセットされた3段階のオーバークロックモードによって、最大30パーセントの性能向上を図るという。
ASRockは、ユニークな仕様をもつ製品でCOMPUTEX TAIPEIでは常に注目を集めるマザーボードベンダーとして知られる。今回もチップセットにIntel 945シリーズを搭載しながらFSB1333MHzに対応してしまう「ConRoe1333」シリーズが展示されている。一部日本で出荷が開始されているこのシリーズはIntel 945P、もしくはIntel 945Gマザーの「ConRoe 1333-eSATA2」にIntel 945GCマザーの「Conroe1333-GLAN」「ConRoe1333-D667 R1.0」、同じくIntel 945GC、または945Gマザーの「ConRoe1333-DVI/H R2.0」の4製品。
ConRoe1333-eSATA2は、サウスブリッジにICH7Rを組み合わせてSerial ATAによるRAIDの構築が可能。PCI Express X16スロットと、独自の「AGI Express slot to adopt 2」スロットに差したグラフィックスカードの2枚でCrossFireを構成できる仕様が興味深い。
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