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» 2010年02月03日 22時22分 UPDATE

Antec、「ユーザーの好きに使ってほしい」PCケースを日本でアピール

Antecといえばこの人、と日本の自作PCユーザーにも知られるスコット氏が雪の降る日本に。春に投入予定のユニークなPCケースを紹介した。

[長浜和也,ITmedia]

ホットスワップが可能な「フリートスワップ」に注目「DF-85」「DF-30」

kn_antec_01.jpg Antec上級副社長のスコット・リチャーズ氏。「いつもよりなんかスマート」と思ったら、ひげをそってアゴもホッペもツルツルになっていた

 Antecは、同社が2010年3月に出荷を予定している新製品発表会を行い、米国から来日した同社副社長のスコット・リチャーズ氏が新製品の特徴を紹介した。

 今回紹介されたのは、PCケース3機種とAntecがようやく投入することになったCPUクーラー3モデル、そして、PCケースの持ち運びに使う台車とキャリーベルトのセットで、いずれも2010年1月に米国で行われた2010 International CESの同社プライベートブースで展示されていたものだ。なお、このブースではノートPC用クーラーや電源ユニットなども紹介されていたが、今回の発表会では特に説明はなかった(2010 CESのAntecプライベートブースの概要はCESでもPCパーツは忘れずに──最新チップセット搭載マザーとGF100にがぶり寄りを参照のこと)。

 スコット氏が紹介したPCケースは「DF-85」「DF-30」「LANBOY AIR」の3モデル。DF-85とDF-30は「ダークフリートシリーズ」とAntecが呼ぶラインアップで、DF-85は596(高さ)×213(幅)×505(奥行き)ミリのフルタワーサイズ。DF-30はそれよりコンパクトな485(高さ)×198(幅)×486(奥行き)ミリになる。

 どちらも、フロントパネルに3基の5インチオープンベイを備えるほか、3.5インチシャドウベイにアクセスできる「フリートリリース・アクセスドア」をDF-85で3基、DF-30で2基用意する。天面前端には、Serial ATA対応2.5インチHDDをホットスワップで接続できる「フリートスワップ」ドライブベイを搭載する。DF-85では、3.5インチシャドウベイにもフリートスワップ対応コネクタを4基設けて、3.5インチのSerial ATA接続HDDがホットスワップで利用できる。

kn_antec_03.jpgkn_antec_02.jpg 「DF-85」(写真=左)と「DF-30」(写真=右)は、ダークフリートシリーズの最新モデルとして3月に登場予定。予定価格はそれぞれ200ドルと150ドル前後

kn_antec_04.jpgkn_antec_05.jpg DFシリーズは天面前端にSerial ATA接続2.5インチHDDのホットスワップが可能な「フリートスワップ」ドライブベイを備える(写真=左)。さらに、DF-85は、3.5インチシャドウベイにもフリートスワップ対応ドライブベイが4基用意する(写真=右)

 開閉式のフリートリリース・アクセスドアは、120ミリ径のファンを内蔵していて、ドアの前面側に設けたツマミで回転数を制御可能だ。さらに、従来モデルのユーザーから指摘された「汚れたファンフィルターをきれいにしたい」という要望に対応して、フィルターを取り外して洗えるようにした。

 ケースファンを多数搭載できるのもDFシリーズの特徴だ。DF-85には前面に3基の120ミリファン(フリートリリース・アクセスドアに内蔵)、背面に2基の120ミリファン、天面に2基の140ミリファンを搭載できるほか、オプションでグラフィックスカード用の120ミリファンも設置可能だ。また、水冷ユニットの搭載も考慮して、背面に冷却水用チューブの貫通穴が設けられている。

 コンパクトなDF-30は前面に2基の120ミリファン(フリートリリースアクセスドア内蔵)、背面に1基の120ミリファン、天面に1基の140ミリファンを搭載するほか、オプションでサイドに120ミリファンを設置できる。また、DF-85と同様、水冷ユニットで使う貫通穴も用意する。

ユーザーが自由に内部をレイアウト「LANBOY AIR」

 LANBOY AIRは、「モジュラーケース」という別名が示すように、ケースに搭載する電源ユニット、ドライブベイの場所をユーザーが自由にカスタマイスできるのが特徴だ。

 9つのドライブベイ(5インチオープンベイ3基に3.5インチシャドウベイ6基)が搭載されるが、2基の120ミリケースファンとともに、上下の配置を自由に変更できる。また、ドライブベイでは、HDDを挿入する方向を前面側と側面側とに変更できる。

 クーラーユニットは前面に回転数調整ツマミ付きの120ミリファンを2基、背面に120ミリを1基、サイドに120ミリを2基、それぞれ標準で搭載するほか、オプションで、天面に2基の120ミリファン、CPU冷却用のケースクーラーとして2基の120ミリファン、そして、HDD冷却用として2基の120ミリファンの取り付けも可能だ。なお、天面には、2基のファンの代わりに水冷用のラジエータユニットが搭載できる。

kn_antec_06.jpgkn_antec_07.jpg LANBOY AIRは“骨組み”のステーとメッシュパネルで構成される(写真=左)。5インチのオープンベイと3.5インチのシャドウベイはラバー製のステーでPCケースに固定される。出し入れ方向を前面と側面に変更可能だ(写真=右)

 CPUクーラーで投入を予定しているのは、「KUHLER BOX」「KUHLER FLOW」「KUHLER SHELF」の3モデルで、いずれもファンを組み込んだヒートシンクとヒートパイプを組み合わせた大柄なユニットだ。LGA 1366、LGA 1156、AM2、AM2+、AM3に対応する。実物は紹介されなかったが、スコット氏は、形状と構造に工夫を施して取り付けが簡単にできるのも特徴の1つと説明している。

kn_antec_08.jpg Antecが初めて投入を予定しているCPUクーラー。左から「KUHLER SHELF」「KUHLER FLOW」「KUHLER BOX」

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