リチャーズ氏が“世界に先駆けて”日本の関係者に紹介したのは、電源ユニットの「Signature」シリーズだ。2008年1月に米国で行われるInternational CESでの発表を予定している。容量800ワットと650ワットの2モデルが用意されるSignatureシリーズは、ファンコントロール回路の改良で、出力負荷が50%以下の状態において、内蔵ファンの回転数を従来モデルの半分程度に抑えることで、電源ユニットから発生する騒音を抑制する。

開発中の電源ユニット「Signature」シリーズは2008年1月に発表予定。改良されたファンコントロールを導入したことによる優れた静音性能が特徴となる。ユニットには「スタッフ手作り」というロゴプレートが「試験的に」貼られていたまた、すでに紹介されているPCケース「Micro Fusion」「Mini P180」「TWELVE HUNDRED」も、筐体内部が従来のシルバーからブラック塗装になるなど、細かい仕様が変更された実機が紹介された。

オーディオ機器を意識したデザインが特徴の横置きPCケース「Fusion」シリーズの小型モデルとなる「Micro Fusion」は、microATXマザーとロープロファイル拡張カードに対応することで薄い筐体を実現した。チャンバー構造やドライブベイの防振ラバーなどAntec製品の特徴が小さな筐体内部に継承されている
人気のPCケース「P180」のmicroATX対応モデル「Mini P180」と、こちらも人気の「NINE HUNDRED」の拡張モデルとなる「TWELVE HUNDRED」は、ともに筐体内部を「ブラック塗装」に変更された。その理由についてリチャーズ氏は「だって、クールでしょう」と明快に答えた
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