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» 2010年08月11日 18時10分 UPDATE

イマドキのイタモノ:AMDプラットフォームで異種混合GPU環境を実現する「870A Fuzion」を画像でチェック (1/2)

インテルプラットフォームだけに対応していた“Fuzion”シリーズにAMD 870チップセット搭載モデルが登場。1万円台前半の“お手軽Fuzion”を画像でチェックする。

[長浜和也,ITmedia]

お安いマザーなのにP55A Fuzionに準じたインタフェース仕様

 エムエスアイコンピュータージャパン(以下、MSI)が、お盆商戦に出荷を“間に合わせた”Fuzionシリーズの新製品「P55A Fuzion」と「870A Fuzion」は、ともに「異種混合マルチGPU環境を手軽に遊ぶ」ためのマザーボードだ。従来のオーバークロッカー向けハイエンドラインアップである「Big Bang-Fuzion」から機能を絞る代わりに、価格を抑えて“手軽に”購入しやすくしたのが特徴といえる。

 すでに掲載したP55A Fuzionのフォトレビューでも同じ説明をしているが、そのP55A Fuzionの実売予想価格は2万円前後。そして、今回紹介する870A Fuzionは1万3000円台とさらに安く、Big Bang-Fuzionの半額近くに設定されている。

kn_870fzn_01.jpgkn_870fzn_12.jpg AMDプラットフォームで異種混合GPU環境を構築できる初めてのマザーボードとなる「870A Fuzion」(写真=左)。LucidのHydraとAMD 870を同じヒートシンクで冷却する(写真=右)

 「低価格のFuzion」というだけでなく、870A Fuzionは「AMDプラットフォームで初めてのFuzion」という意味でも注目したい。製品名から分かるようにチップセットはAMD 870とSB710の組み合わせを採用する。870A Fuzionでは、これに、異種混合マルチGPU環境を実現するLucidのHydra(LT22102)を加えた3チップ構成となるため、P55A FuzionやBig Bang-Fuzionの2チップ構成より1チップ多くなる。

 なお、チップを冷却するヒートシンクが2つしかないので、一見すると2チップ構成のようだが、これは、HydraとAMD 870を1つのヒートシンクで冷却しているためだ。

 サウスブリッジに廉価モデルのSB710を採用しているので、AMD 8シリーズの上位モデル(と組み合わせるSB850)がサポートするSerial ATA 6GbpsやギガビットイーサネットなどはSB710で利用できないものの、870A Fuzionに専用のコントローラーを実装して使えるようにしている。Serial ATA 6GbpsはMarvellの「SE9128」で2基のインタフェースを制御し、USB 3.0はNECの「μPD720200」で制御する2基のインタフェースを用意するなど、低価格のモデルにかかわらずP55A Fuzionと同じ仕様になっている。

 そのほかにオンボードで用意した専用コントローラーの種類もP55A Fuzionと同様で、1000BASE-Tに対応する有線LANはRealtekの「RTL8111E」を採用し、IEEE1394の制御にはVIAの「6315N」を利用。サウンドコントローラーもRealtekの「ALC892」を使う。

kn_870fzn_02.jpgkn_870fzn_03.jpg 870A Fuzionでも、USB 3.0専用コントローラーとしてNECのμPD720200を実装する(写真=左)。USB 3.0対応コネクタのレイアウトも同様で、バックパネルに1基とオンボードに1基を備える(写真=右)

kn_870fzn_04.jpgkn_870fzn_05.jpg Serial ATA 6Gbps専用コントローラーもP55A Fuzionと同じMarvellの「SE9128」だ(写真=左)。Serial ATAインタフェースは、SB710が制御する3Gbps対応の6基とSE9128で制御される6Gbps対応の2基がオンボードに搭載される。P55A Fuzionと異なり、Serial ATA 6Gbps対応ポートもL字コネクタを利用している代わりに、Serial ATA 3Gbpsコネクタの2基が垂直タイプになっている。グラフィックスカードとの干渉が気になる場所だが、試したところ、ぎりぎりで干渉しなかった(写真=右)

kn_870fzn_06.jpgkn_870fzn_07.jpg バックパネルには、6基のUSB 2.0のほかにUSB 3.0、IEEE1394(6ピン)、1000BASE-T対応有線LANを備える(写真=左)。PS/2はキーボードとマウスの2ポートを用意するほか、その脇にはCMOSのリセットボタンも設置する(写真=右)

kn_870fzn_08.jpgkn_870fzn_09.jpg IEEE1394コントローラーとして利用する「VIA 6315N」。バックパネルに6ピンのインタフェースを1基、オンボードにヘッダピンを1基備えるのはP55A Fuzionと同様だ(写真=左)。サウンドコントローラーも、P55A Fuzionと同じRealtekの「ALC892」を利用する(写真=右)

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