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» 2010年10月14日 11時00分 UPDATE

イマドキのハコモノ:レイアウトは君次第!ブロックみたいに使えるPCケース──「LANBOY AIR」 (2/2)

[長畑利博(撮影:矢野渉),ITmedia]
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電源ユニットの位置を下から上に。ケースファンにはコントローラも付属

 ブロックのようなデザインのLANBOY AIRは、その見た目通りに、内部のレイアウトを自由に変更できる。最近のPCケースでは、電源ユニットを本体下側に置いたモデルが増えているが、LANBOY AIRでは、電源ユニット用のフレームとマザーボードベース、パックパネルの位置を入れ替えることで、電源ユニットを上に置いたレイアウトに変更可能だ。

 冷却効率から考えると、電源ユニットを下側に置いたほうが有利だが、電源ユニットのケーブルの長さや騒音などの条件などに合わせてレイアウトを変えることができるのが、LANBOY AIRの自由自在なレイアウトのメリットだ。

 メッシュパネルを採用したLANBOY AIRだけに、内部の通風性は良好だが、それに加えてケースファンを多数設置可能だ。フロントパネルに12センチ角ファンを2基取り付けられるほか、リアに1基、サイドパネルに2基の合計5基のファンが標準で用意される。フロント側のファンは、小さなボリュームつまみを備えて回転速度を1000〜2000rpmの範囲で変更できる。リアとサイドのファンも、バックパネルに付属する切り替えスイッチで900rpmと1500rpmの2段階に切り替え可能だ。

 LANBOY AIRでは、市販の汎用ケースファンの追加も可能だ。こちらは、サイドパネル側に2基、ドライブベイのカバー部分に6基、天面に2基の12センチ角ファンが取り付けられる。

kn_lba_08.jpgkn_lba_09.jpg 電源スイッチとインタフェースは本体上部にある。中央にはUSB 2.0対応が2基とUSB 3.0対応のコネクタを用意する(写真=左)。サイドパネルのフロント寄りは、扉のように開く構造になっている。このため、5インチオープンベイで光学ドライブを横向きに取り付けてもトレイにアクセスできる。ただし、奥行きが18センチを超えるデバイスは横向きレイアウトにできない(写真=右)

kn_lba_01.jpgkn_lba_02.jpgkn_lba_03.jpg フロントパネルの12センチ角ファンには、ボリューム式のファンコントローラが付属して、ファン回転速度を1000〜2000rpmの範囲で変更できる(写真=左)。サイドパネルには、拡張カードを冷却する12センチ角ファンが2基装着されている。ファンの位置はCPU寄りに変更することも可能なほか、市販の汎用ファンの取り付けにも対応する(写真=中央)。リアファンはリアパネルにある切り替えスイッチで、回転数を2段階に変更できる。この変更機能はサイドファンでも利用できる(写真=右)

手間を惜しまず自作が好きなユーザーのためのPCケース

 LANBOY AIRは、レイアウトの自由度が高い半面、細かくパーツを分解できる構造であるために、ネジの数が多い。ドライブベイの移動などのレイアウト変更だけでなく、パネルを開けるだけでも手間がかかる。さらに、取り外したネジを紛失しないように管理しておかないと、組み立てができなくなるので注意したい。

 LANBOY AIRは、奥行きが比較的コンパクトに収められている。グラフィックスカード用の電源ケーブルの取り付け場所も含めて、カードの長さが28センチを超える場合は、シャドウベイや光学ドライブなどに干渉する可能性があるので、こちらも注意しよう。

 自由度が高いゆえに手間の多さはあるものの、組み込むPCパーツに合わせて内部レイアウトを変更したり、電源の位置を変更したり、置き場所に合わせてドライブベイの向きを変えたりといった自由度の高さを持ったPCケースはLANBOY AIR以外にそうそうない。フロントコネクタがUSB 3.0に対応しているなど最新の機能も取り入れている。自作PCの本質を理解しているユーザーは、非常に楽しめるPCケースであることは確かだ。

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