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» 2011年07月11日 10時00分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「前向きな変態って、いいじゃない」――Mini-ITXとPCI Express 3.0対応のZ68マザー (1/4)

Sandy Bridge用の万能チップセットとして浸透した感のあるZ68だが、その可能性の極限に挑戦するようなマザーがZOTACとASRockからデビューした。こういうマザーは「嫌いじゃない」と多くの店員さんがコメント。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「余裕のあるケースに入れるのがいいかも」――GeFroce GT 430オンボードのZ68マザー

og_akiba_001.jpg ZOTAC「Z68 ITX-WiFi」

 5月末に一部のショップで予約受付が始まった、Z68チップセットで初のMini-ITXマザー「Z68 GT430 ITX-WiFi」と「Z68 ITX-WiFi」が、先週ようやくアキバで出回り始めた。「6月前半の登場予定からスケジュールがずれ込んだみたいです」(PC DIY SHOP FreeT)。価格はZ68 GT430 ITX-WiFiが2万4000円前後で、Z68 ITX-WiFiが2万円前後。人気のため、どちらのモデルも品薄となっている。Sandy Bridge対応のMini-ITXマザーは、H67/61タイプが複数出回っているものの、P67やZ68のようなCore i Kシリーズのクロック倍率を変更する機能を持つモデルはなかった。

 今回登場した2モデルは、ともにIEEE802.11nアダプタや、Z68特有のSSDキャッシュ化機能「Intel SRT」に向いたmSATAスロットを搭載している。加えて、Z68 GT430 ITX-WiFiはGeForce GT 430を基板上に搭載しており、CPU内蔵GPUとあわせて最大4系統の映像出力が可能だ。

 PC DIY SHOP FreeTは「2基のDVIと1基ずつのHDMIとDisplayPortを備えているので、グラフィックスカードを挿さなくても十分なデスクトップ環境が作れますよ。さらに、オープンエンドのPCI Express x4スロットを搭載しているので、チューナーカードなりRAIDカードなりを挿して機能拡張もできます。さすがに発熱の問題があるので、超小型マシンを作るのは怖いですが、ここまで機能を凝縮してくれたら、ギリギリのスペースに挑戦したくなりますよね」とうれしそうに話していた。

 一方のZ68 ITX-WiFiは、GPUを搭載しない代わりにPCI Express x16スロットを用意している。メモリスロットもデスクトップ型のDDR3 DIMMタイプを2基装備。映像出力は2基のHDMIと1基のmini-DisplayPortだ。個性で比較するとZ68 GT430 ITX-WiFiのほうが目立つものの、こちらを売れ筋に挙げるショップは多かった。

 ツートップ秋葉原本店は「小型マシンならCPU内蔵GPUで十分という人は多いですからね。それにMini-ITXは物理的に小さいというだけでなく、安価なマシンを組みたいというニーズに応えているところもあります。このため、2万円を超えるモデルは売れにくいんですよ。現実的な機能を詰め込んだZ68 ITX-WiFiを選ぶユーザーが多いのもうなずけます。どちらも面白いモデルですけどね」と話す。取材時、同店の在庫はZ68 GT430 ITX-WiFiのみだった。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg ZOTAC「Z68 GT430 ITX-WiFi」。チップセットとGeForce GT 430を冷やす大型のクーラーを採用している。裏側にはmSATAスロットがあり、ドライブベイを埋めることなくSSDが増設できる

 この2モデルに加え、ほぼ同時期にASRockからもユニークなZ68マザーが登場している。次のページで紹介しよう。

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