ニュース
» 2011年09月07日 16時00分 UPDATE

IFA 2011:世界三大ノートPCベンダーがUltrabookで競演! (1/2)

ドイツの家電イベントでIntelが提唱する「Ultrabook」が盛り上がっていたりする。薄くて軽くて高性能を実現する“最先端”ノートPCをまとめてチェックしよう。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

世界は“これから”薄型軽量ノートPC時代に

 ドイツのベルリンで開催されている家電総合展示会「IFA 2011」において、米Intelが2011年6月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2011で提唱した「Ultrabook」構想に準拠した製品が一気に発表された。ここでは、IFAで登場したUltrabook第一世代をまとめて紹介しよう。

 Intelが考えるUltrabookの定義は、本体の厚さが20ミリ以下、重量が1.4キロ以下、そして、バッテリー駆動時間が5〜8時間で、メインストリームモデルの価格帯が1000ドル前後を想定している。従来、薄型で軽量なノートPCは日本のPCベンダーが優勢であったが、最近ではMacBook Airやデザインを重視したNetbookなど、海外でも軽量で薄型なノートPCが注目されつつある。

 その一方で、消費電力や発熱、バッテリー容量などの制約から、軽量薄型ノートPCを“使える性能”で実現するのは難しかった。この問題を解決して使える薄型ノートPCを実現しようというのがIntelのUltrabook構想だ。だが、理想は一気に実現できるものではない。現行の“Sandy Bridge”、2012年に登場が予定されている“Ivy Bridge”、そして、2013年に登場するといわれている“Haswell”と、CPUとプラットフォームの進化とともに段階的にUltrabookで実現する要求を引き上げていく計画だ。

 こうして6月の提唱から3カ月後に、その第1弾となる製品が東芝、Acer、そして、Lenovoという世界三大ノートPCベンダーから登場した。以下に、IFAの展示ブースで確認できた各社Ultrabook第一世代の情報を紹介する。なお、IntelがUltrabook構想を発表したCOMPUTEX TIPEI 2011で製品提供がアナウンスされていたASUSの対応ノートPCについて、IFAで詳細なスケジュールが示されず、会場でも見かけることはできなかった。

東芝「Portege Z830」

kn_ifaulbk_01.jpg 東芝のUltrabook「Portege Z830」。Portegeは海外展開向けのモバイルPC向けのブランド名だ

 日本からは東芝がUltrabookを発表している。CPUはSandy Bridge世代のCore i3、同 i5、同 i7を搭載でき、本体の厚さは8.3〜15.9ミリ、重量が約1.12キロでバッテリー駆動時間は最大8時間となっている。液晶ディスプレイサイズは13.3インチで解像度は1366×768ドット。データストレージには128GバイトのSSDを採用する。キーボードバックライトを内蔵するほか、水をこぼしてもシステムボードまで浸透しない構造となっている。

 IFAの展示モデルはケースに収容されていたため、製品に触れることができなかったため、質感やキーボードを打つ感触、操作感などは確かめられなかったが、それでも、見た目の高級感は印象的だった。

kn_ifaulbk_02.jpgkn_ifaulbk_03.jpg IFAの東芝ブースにあったPortege Z830は、ケースに収まっていたため、本体の質感やキーボードの感触などは確認できなかった(写真=左)。ただ、閉じた状態の外見から“高級感”を感じた(写真=右)

Acer「Aspire S3 951」

kn_ifaulbk_04.jpg AcerのAspire S3シリーズ

 同じUltrabookということで、Aspire S3の外観から受ける印象はPortege Z830に近い。剛性のあるボディ、液晶ディスプレイの薄さなど、「Ultrabook」という新カテゴリーを印象付けるのに十分なインパクトを備えている。CPUは、“Sandy Bridge”世代のCore i3、同 i5、同 i7が搭載でき、本体の厚さは13ミリ、重量が約1.4キロ、バッテリー駆動時間は最大7時間となっている。液晶ディスプレイのサイズはPortege Z830と同じ13.3インチで解像度も1366×768ドットと共通だ。データストレージは240GバイトのSSD、または、容量320Gバイト、もしくは、500GバイトのHDDを選択できる。

 Acerでは、「Acer Green Instant」と「Instant Connect」という高速ブート技術を導入しており、特に使用開始から2.5秒でインターネットアクセスが可能になる点を訴求している。このあたりは高速起動をアピールするMacBook Airを意識したといえるだろう。

kn_ifaulbk_05.jpgkn_ifaulbk_06.jpg タッチパッドはMacBookなどで採用されている“押すとわずかに沈み込む”クリックボタンを持たないタイプだ(写真=左)。横から眺めるとこのような感じ。ディスプレイがとにかく薄い(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう