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» 2012年01月17日 00時00分 UPDATE

スマホが「ノートPC」にも変身:PC利用者にちょっとうれしい、モトローラ製スマホの「PC連携」機能いくつか (1/2)

auの春モデル新スマートフォン、「MOTOROLA RAZR(IS12M)」が登場。あのRAZRブランドを用いた極薄ボディに加え、「ノートPCに変身」「5GHz帯対応」「無料自宅クラウドストレージ化機能」など、現PC利用者が活用したい機能を多く備える。

[岩城俊介,ITmedia]

スマホを使うが、PCも使う 独自PC連携機能搭載「MOTOROLA RAZR(IS12M)」

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 KDDIは1月16日、auの新ブランドロゴと新サービス、2012年春商戦向けスマートフォンの新モデル5機種を発表。さまざまなサービスをいつでも、どれでも使えるようにする、コンテンツフリー/ネットワークフリー/デバイスフリーの「3M戦略」に基づき、共通IDサービス「au ID」とその関連サービスの展開、あわせて公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」利用者の拡充を含むデータオフロード(混雑傾向にある3Gネットワークを他ネットワークに逃がす施策)や、固定回線利用者も対象にしたFMC(Fixed Mobile Convergence)を強力に推進していく姿勢を強く打ち出した。


 あわせて、新機種「MOTOROLA RAZR(IS12M)」を投入するモトローラ・モビリティも製品説明会を開催し、豪薄ボディを特徴とするスマホ版“RAZR”の特徴を説明した。

photophoto 「スマートフォン版“RAZR”は、スリムなのにハード、スリムなのにパワフル、スリムなのにクレバー──この特徴を日本ユーザーにも強く訴求したい」(モトローラ・モビリティ モバイルデバイス事業部の高橋博営業統括本部長兼CP事業統括部長)

 MOTOROLA RAZR(IS12M)は、厚さ7.1ミリの極薄ボディと4.3型ワイドの有機ELディスプレイ(Super AMORED Advanced)、1.2GHz動作のデュアルコアOMAP 4430、1Gバイトメモリ、32Gバイトストレージ(16Gバイト内蔵+16GバイトmicroSD)を実装する。搭載OSはAndroid 2.3で、Android 4.0へのアップグレードも実施予定という。

 RAZRブランドを冠した極薄ボディ、まずは“素材こだわり”の層に少しグッと来る。フレームはステンレス、ボディは同重量の鋼鉄比で約5倍の強度を持ち、防弾チョッキにも使われる「KEVLARファイバー」、そして表面は傷が付きにくい「Corning Gorillaガラス(ゴリラガラス)」を採用し、薄型ながらカッチリ強固なボディに仕立てた。また、IPX*など防水・防塵規格をうたうものではないが、内部基板も含めて独自のはっ水加工を施し「日常使用時でちょっと濡れる程度なら問題ない」(モトローラ・モビリティ)とする防滴性能も備えている。


photophotophoto 最薄部7.1ミリの極薄ボディ。強固さは強化したボディ構造とKEVLARファイバー素材の採用などで実現する。デュポン社の商標であるKEVLARファイバーは同重量鋼鉄より5倍強度があり、“防弾チョッキ”にも採用される素材だ

 RAZRを「PCスタイル」に変化させるオプションも注目したい。HDMI出力やUSBポートを備える「HDステーション」を軸に、外部ディスプレイやマウスやキーボードを別途接続することで「Windows 7 ケータイ(F-07C)」の拡張方法のような“省スペースPC”スタイルでスマートフォンを利活用できるようになる。

 こちらは独自の「Webtop」機能により実現する。HDステーションを経由した外部ディスプレイにはLinuxベースの拡張されたデスクトップ領域が表示され、1つはAndroid OSで動作する本体そのままのUI画面(モバイルビュー)、別ウインドウで一部アプリケーション(Firefoxブラウザやファイルブラウザなど)を個別に実行できるようになる(こちらはPhoton ISW11Mも対応)。既存Windows搭載PCの一部に備わる「インスタントモード」に似た使い勝手にとどまるが、差すだけで機能を拡張できる点は“ムフフ”となにやら遊べそうな特徴である。

photophotophotophoto 販売検討中とする「HDステーション」。本体に並ぶMicro HDMI出力とmicroUSBと接続し、外部ディスプレイやキーボードなどを接続して“デスクトップPC”スタイルで利活用できるよう拡張できる。USBポートなしの標準クレードルもあるようだ
photophoto 一見Windowsが起動しているようなWebtopのデスクトップUI。左にスマホ画面をそのまま表示するモバイルビュー、右にFirefoxブラウザなどを個別に起動できる

 さらに、1366×768ドット表示の10.1型ワイド液晶ディスプレイ+QWERTYハードウェアキーボード、USB(Standard-A)×2を実装する「Lapdock 100」(200米ドル前後)と、1366×768ドット表示の14型ワイド液晶+ハードウェアキーボード、アナログRGB出力、有線LANポート、USB 2.0×2などを備える「Lapdock 500 Pro」(400米ドル前後)という、スマホを「そのままノートPC化」できるオプションも存在する。

 このいずれかを導入すれば、RAZRがそのままノートPCに変身する。Lapdock 100は重量約2.2ポンド(約997グラム)、同500は重量3.4ポンド(約1.54キロ)。国内市場への投入は未定とし、さらに同等クラスのノートPC比で極薄軽量、安価──というわけでもないのだが、机上でスマホ(あるいはタブレット)+キーボード入力を行いたいと考える層にとって、このそのままノートPC風にトランスフォームできる特徴はかなり“おもしろそう、意外に便利そう”と感じられることだろう。

photophotophoto 10.1型サイズの「Lapdock 100」
photophotophoto 14型サイズの「Lapdock 500」。これらにより、RAZRを“なんちゃってノートPC”として利活用できるようになる
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