大型連休中は新製品が少なめになるが、それでも近年はゼロにならない。先週は特にハイエンドクラスに目立つ新製品がいくつかみられた。
マザーボードでは、ASRockのゲーマー向けX79マザー「Fatal1ty X79 Champion」が5月4日から複数のショップで売られている。従来からある「Fatal1ty X79 Professional」の上位モデルで、8基のメモリスロットや、5基のPCI Express x16スロットを備える。デュアルLANを搭載しているのも特徴だ。
基板のフォームファクターは、長辺305×短辺267ミリと短辺が長めの「SSI-CEB」規格を採用している(ATXは長辺305×短辺最長244ミリ)。価格は3万8000円弱だ。入荷したTSUKUMO eX.は「さすがにIvy Bridgeが出たばかりなので、X79系は注目されていませんね。ただ、Fatal1tyで大容量を使いたいという人には悪くないマザーだと思いますよ」と話していた。
グラフィックスカードでは、標準仕様の2倍の容量を持つ、4Gバイトメモリ搭載のGeForce GTX 680カードが注目を集めていた。GAINWARDの「GW GTX680 4GBD5 PHANTOM」とPalitの「GeForce GTX 680 JETSTREAM 4096M」の2モデルがあり、価格はGAINWARD製が7万円弱、Palit製が6万1000円弱となる。在庫は少数だ。
どちらもGDDR5メモリを4096Mバイト搭載しており、コアとメモリクロックは標準仕様となる。ただし、厚めのオリジナルクーラーをそれぞれ採用しており、装着にはブラケット3段分のスペースを必要とする。それでもハイスペック志向のゲーマーに人気が高く、いくつかのショップでは発売前から問い合わせがあったそうだ。
PC DIY SHOP FreeTは「普通にゲームするだけなら標準の2Gバイトで十分ですが、スカイリムで環境MODを入れたりすると、効果が上がるVRAMの容量が青天井になるらしいんです。価格もそれほど上積みされていませんし、狙っている人はけっこういるかもと思いますね」と語る。
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