先週も新製品が豊富にみられた。光学ドライブでは、パイオニアのBD-Rドライブ「BDR-208BK」が複数のショップに入荷している。価格は9000円弱で、ソフト付きは約500円アップの9500円弱となる。フェイス秋葉原本店は「先々週に登場した『BDR-208XJ/XJBK』の廉価版といった位置づけです。パイオニア製で安いBDドライブを求める人に安定して売れると思います」と話していた。
ちなみに、Windows 8は標準でMPEG2などを再生するコーデックを搭載していないため、DVD再生ソフトの出番が従来よりも増えると思われるが、まだソフトなしとソフト付きの売れ行きに大きな変化はないという。同店は「コーデックの問題を知っている人は自前でそろえているでしょうし、知らない人も多いという状況だと思います。ソフト付きの需要が高まるのは、Windows 8が登場してしばらく経ったあとでしょう」と予想していた。
ほかのパーツでも次世代OSの変化が売れ行きにどんな影響を与えるかは未知数だが、すでに仕掛けを施しているショップはある。PC DIY SHOP FreeTでは、取り扱うマザーボードのBIOSを順次Windows 8対応バージョンにアップデートしており、Windows 8の高速起動機能「FASTBOOT」の動作状況をブランドごとに比較している。約20秒で起動が完了するなど大幅な速度アップが可能な起動だが、その流れにはメーカー差があるという。
同店は「BIOSメニュー画面が表示されずにWindows 8のロゴが出るメーカーや、複数パターンのFASTBOOTを用意するメーカーなど、けっこう明確な差があります。まだ検証途中ですが、検証が済み次第ブランドごとにPOPを張り出していこうと思います」と意欲的に語る。
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