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» 2013年01月07日 09時30分 UPDATE

イマドキのイタモノ:初春に、NUCを「何に使って、どう自作するか」を考えてみた (1/4)

年初めのイマイタレビューは、2013年に大きな流れとなる“かも”しれない、超コンパクトな次世代フォームファクタだ。自作PCにとって「いい燃料」となるか?

[石川ひさよし(撮影:矢野渉),ITmedia]

Next Unit of Computingってつまり次世代PCのこと?

kn_nucrv_23.jpg インテルの“純正”NUCベアボーンキット「DC3218BY」のパッケージ。開くともれなくサウンドロゴが鳴り響く

 数年前から、インテルはデスクトップPCにおいて、コンパクトなPCや新しいフォームファクタを積極的に提案している。例えば、よりスリムなPCを目指した「Thin Mini-ITX」などは、すでにマザーボード、PCケース、ACアダプタなどの製品をメーカーが販売している。今回紹介する「NUC」(Next Unit of Computing)は、Mini-ITXよりもさらに小さなマザーボードに、PCとして成立するモジュールを詰め込んだ“意欲的”なハードウェアだ。

 NUCの一辺は約10センチ(4インチ)になる。小さなプラットフォームとして自作PCで選択するユーザーが多いMini-ITXが一辺17センチ、面積は289平方センチとなるので、約100平方センチのNUCは、Mini-ITXと比べて3分の1になる。これまで、デスクトップPCといえば、大きくて角ばってるというイメージだったが、NUCはそうした概念を大きく変えるフォームファクタとして登場した。ただ、これまでにもNano-ITXやPico-ITXといったコンパクトを求めたフォームファクタはあったが、NUCはインテルが提唱してハードウェアも用意するなど、普及に向けて力を入れている。

 重要なのは、マザーボードが小さいことでPCのデザインの幅を広げられる点にある。デスクトップPCは四角い箱であることが一般的であり、現在のところNUCもこの域を脱していないが、今後はNUCの小ささを生かしたデザインのPCケースが登場する可能性も高い。家庭内のインテリアと融合することでPCとしての存在感をゼロにすることも考えられるし、あるいは「NUC専用ベイを内蔵する液晶ディスプレイ」も不可能ではない。

 そんなNUCに準拠する純正マザーボードとして「D33217CK」と「D33217GKE」をインテルは出荷している。どちらもCPUに「Core i3-3217U」を採用する。Core i3-3217Uは、Hyper-Threading Technologyに対応するデュアルコア/4スレッド対応のモデルだ。動作クロックは1.8GHzで、Turbo Boostには対応しない。“U”という末尾の型番が示すように、デスクトップPC向けではなくノートPCやUltrabook向けの省電力タイプで、TDPは17ワットと低い。すでにUltrabookのバリューモデルなどで採用例がある。グラフィックス機能はCPUに統合するIntel HD 4000を利用する。

 チップセットはIntel QS77 Expressを採用する。これもノートPCやUltrabook向けのモデルだ。システムメモリはSODIMMスロットを2基用意し、8Gバイトのメモリモジュールを2枚を利用すれば16Gバイトまで拡張できる。

kn_nucrv_01.jpgkn_nucrv_02.jpg CPU-ZとGPU-Zから見たCore i3-3217Uの仕様。“Ivy Bridge”世代のHyper-Threaading Technology対応デュアルコアCPUで、CPUクロックは1.8GHz。3次キャッシュメモリ容量は3Mバイトと少ない。しかしTDPは17ワットと、デスクトップPC向けCPUと比べて大幅に低い。Core Voltageも0.76ボルトと低く設定している

 さすがにこのサイズでは通常のPCI Express拡張スロットは搭載できない。ただし、PCI Express Mini Cardによる拡張を可能にしている。搭載するMini Cardスロットは2基で、1基はハーフサイズ、もう1基がフルサイズで、フルサイズスロットはmSATAにも対応する。2基のMini Cardスロットは、少しでも実装面積を減らすためか、重ねて実装している。

 D33217CKとD33217GKEには、インタフェースにThunderboltを搭載するかギガビットイーサネットを搭載するかの違いがある。D33217CKは、インテルが提唱するThunderboltをサポートしている。しかし、そのほかのインタフェースは、HDMIと3基のUSB 2.0のみという最小限の構成だ。D33217GKEは、ギガビットイーサネットを備え、HDMIは2基に強化している。USB 2.0を3基用意するのはD33217CKと同じだ。

 電源は、外部からはACアダプタ経由で供給する。ACアダプタはマザーボード単体製品には付属しない。ベアボーンキットの「DC3217BY」(D33217CKを採用)、「DC3217IYE」(D33217GKEを採用)には付属する(がしかし、コンセントからACアダプタまでの電源コードが付属しない)。

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