インストールが完了したら「その他のユーティリティの取得」からQfinderをインストールしておく。
また、Cloud Installationが使えない場合はQfinderからセットアップを行うので、ブラウザからダウンロード、インストールする。以下はCloud Installationを使えなかった場合の手順だ。
Qfinderを起動すると、自動的にネットワークからTurboNASが検索される。セットアップしていないTurboNASが見つかるとクイック設定ウィザードで設定を行うかどうか聞いてくるので、「はい」と答えればセットアップウィザードが起動する。
ここで「クイック設定」「手動設定」のどちらかを選択することになるが、最初はクイック設定を選択すればいいだろう。クイック設定の場合は次にサーバ名、管理者パスワードを入力する。管理者パスワードは単純なものが初期値となっているので必ず変更しておく。ここで「次へ」を押せば設定は完了だ。あとはTurboNASが設定を終えるまで待とう。
その間、何度かビープ音が鳴るが、正常動作なので心配は無用だ。
設定完了後、再起動したのちにQfinderをリフレッシュすると「SMTPサーバはまだ構成されていません」という警告が出る。SMTPサーバは電子メールを送信するときの送信サーバのことで、設定しなくても使うことはできる。しかし、設定しておくとなにか問題が発生したときにメールで知らせてくれるのでついでに設定しておこう。プロバイダから指定された送信用メールサーバか、GmailやHotmailなどの無料メールサービスを利用する。
Gmailを利用する場合は「電子メールアカウントの選択」でGmailを選択、あとは電子メールとパスワードを入力するだけだ。だが、Googleアカウントの2段階認証を有効にしている場合には通常利用しているパスワードが使えないため一手間必要となる。Gmailなどの画面からアカウント管理画面に移動し、セキュリティ内の「接続済みのアプリケーションとサイト」にある「権限を確認」をクリックし、TurboNASであることが分かるような名前を入力して、「パスワードを生成」をクリックすればパスワードが生成される。ここで表示されたパスワードを使用すればよい。
ここまでくれば機器としての設定は完了だ。次にTS-220を使用するユーザーを設定していく。
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