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» 2014年05月29日 19時09分 公開

COMPUTEX TAIPEI 2014にむけてもう一度:大復習! Haswell RefreshからDevil's Canyon、Intel 9シリーズチップセットを整理する (1/3)

“新しい”第4世代Coreプロセッサー・ファミリーとチップセットは、これまでと何が違うのか? 期待の“アンロック”なCPUとともにおさらいしておこう。

[本間文,ITmedia]

とりあえず、高クロックならうれしいです

 5月11日に発売した“Haswell Refresh”こと、新しい第4世代Coreプロセッサー・ファミリーは、これまでのHaswellと何が違うのか? 最初に結論から書いてしまうと、Haswell RefreshとHaswellは、半導体的にはまったく同じCPUといってよい。

 インテルがWebページで公開しているリビジョン情報は、従来のHaswellもHaswell Refreshも「C0ステップ」となっているので、半導体設計上の変更は加えられていないことが分かる。Haswell Refreshは基本的に従来のHaswellの高クロック版ということができる。

Haswell世代の「Core i7-4770K」(写真=左)とHaswell Refresh世代の「Core i7-4790」(写真=右)の仕様をCPU-Zで確認する。ステップのリビジョンはともに「C0」と同じだ

 しかし、Haswell Refreshにも「個性」はある。従来のHaswellに比べて、Haswell Refreshでは下位モデルや低電力モデルが充実している。各CPUにおけるHaswell Refreshと従来製品を比較したのが、下の表だ。

Core i7シリーズ(TDP 84ワットタイプ)

Core i7 SシリーズとTシリーズ

Core i5シリーズ(TDP 84ワットタイプ)

Core i5 Sシリーズ

Core i5 Tシリーズ

Core i3シリーズ

Core i3 Tシリーズ

Pentiumシリーズ(TDP 53ワットタイプ)

Pentium シリーズ(TDP 35ワットタイプ)

Celeron G1800シリーズ

 最上位モデルの「Core i7 4790」は、Core i7 4970Kよりもベースクロック、TurboBoost有効時の最大動作クロックがともに100MHz高く、かつ、発表時の価格はCore i7 4970と同じ設定となっている。同様に、ほかのCPUについても、高クロック化を図りながら、価格は従来モデルに据え置くという、これまでのCPUのモデルチェンジと同じ手法を採っている。

 唯一、機能面で大きく変わっているのは、Haswell Refresh版のPentiumとCeleronでは、「Intel Clear Video HD Technology」のサポートを追加したことだ。この機能は、CPU統合グラフィックスでHDビデオ再生時で画質を向上する再生支援機能をサポートするほか、Dolby TrueHDやDTS-HD Master Audioなどの高品位オーディオのサポートも追加している。

 一方、省電力CPUに関しては、Core i7シリーズにTDP(Thermal Design Power:熱設計温度) 35ワットの「Core i7 4785T」を追加したほか、Core i5シリーズにも、エントリーモデルとなる「Core i5 4460T」を追加するなど、ラインアップを拡充している。特に、TDP 35ワット版のCore i5については、従来のCore i5 4570Tが、動作クロックは高いものの、2コア/4スレッド対応という特殊な仕様だっただけに、プロセスルールの成熟度が増した恩恵が省電力版Core i7/Core i5のラインアップ拡充をもたらしたとみることができるだろう。

 とはいえ、エントリーモデルを除けば、Haswell Refreshの基本的な性能に関しては、従来の同価格帯製品と比べて100〜200MHzのクロックアップとなるだけなので、あとは従来モデルの仕様と価格を見比べて、よりコストパフォーマンスの高い製品を選びたいところだ。

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