PC USER Pro

Windows 10秋の大型アップデートに合わせて登場する「次世代Surface」とは?鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

» 2017年08月15日 09時30分 公開

 米Microsoftは例年10月に「Surface」の新製品を発表するサイクルを維持しており、2016年10月には「Surface Studio」が登場した。その流れから、2017年10月にSufaceの新製品が発表される可能性は高い。

Surface Book 2017年も10月にSurfaceの新製品が発表されるか(写真は現行の「Surface Book」)

「Surface Book」のリニューアルか、それとも

 それでは、どのようなSurface新製品が登場するのか。現時点でSurfaceの新モデルに関する情報はほとんど出ていないが、更新周期から考えれば海外展開が始まったばかりで日の浅いSurface Studioの他、春に新製品が発表されたばかりの「(New)Surface Pro」「Surface Laptop」については可能性が低い。

 やはり、オリジナルモデルが投入されてから既に2年が経過している「Surface Book」が何らかの形でリニューアルされると考えるのが妥当だ。米国のMicrosoft Storeでは、Surface Bookの幾つかのモデルを値下げしており、1TBストレージオプションをオンラインで選択不可にしているなど、次世代製品の兆候とみられる。

Surface Book 米国のMicrosoft Storeで値下げされたSurface Book

 あるいは、サポート対応などで不遇なまま製造中止となってしまったAtomプロセッサ搭載の「Surface 3」後継、または似たようなコンセプトの新製品が発表されることもあり得る。

 ただ、仮にSurface 3の後継製品が登場したとしても、従来のような「安価なSurface」は考えにくい。本来は低価格帯を狙うはずの「Windows 10 S」を搭載したSurface Laptopがやや高価格帯の製品となったように、最近のMicrosoftは製品ライン全体をハイエンド寄りにシフトしつつある。

 そのため、Surface 3に連なる新製品が出るとしたら、低価格を強みにするのではなく、長時間バッテリー駆動が可能で常時接続に対応した「モバイルに最適なPC」をコンセプトとして打ち出す可能性が高い。具体的には「ARM版Windows 10」を採用した「Snapdragon 835内蔵のデバイス」だ。

Always Connected PC 「Always Connected PC(常時接続PC)」というMicrosoftが掲げた新しいPCのコンセプト。Windows 10、LTE、長時間のバッテリー駆動、Snapdragon 835という4つの特徴を掲げている

「Fall Creators Update」でOSもテコ入れ

 10月というのはWindows 10の次期大型アップデート「Fall Creators Update(1709)」がリリースされるタイミングでもあり、2017年末のホリデーシーズン商戦に向けて投入されるPCはこの最新版OSの搭載が前提となる。

 もし10月にMicrosoftの製品発表イベントが開催された場合、プレゼンテーションの一部はこのFall Creators Updateの機能紹介に割り当てられるだろう。

Windows 10の次期大型アップデートは「Fall Creators Update」。一般向けの配信開始は9月後半から10月初旬くらいと予想される

 いずれにせよ、10月は「Back to School」と呼ばれる米国での新学期商戦シーズンが既に終了したタイミングで、比較的高価格帯で高機能な製品がMicrosoftの発表イベントの目玉となる。

 米国ではこの時期にWindows 10 Sをプリインストールした比較的安価なノートPCとして「ASUS Vivobook W202」「Dell Latitude 3180」「Fujitsu LIFEBOOK P727」「HP ProBook x360 11EE」の投入が予告されている。Microsoftは、初のWindows 10 SデバイスとしてSurface Laptopを投入した後は、普及価格帯の市場開拓をOEMメーカーに任せる意向なのだろう。

 10月に発表されるとみられるSurfaceシリーズ新製品の日本投入時期がいつかも含め、今から発表が楽しみだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月14日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  3. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  6. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  7. ワコム上位機に肉薄? 10万円で18.4型4K! 高コスパ液タブ「GAOMON Pro 19」の長所と弱点 (2026年03月13日)
  8. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  9. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
  10. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年