Microsoftが「iPad用カバーキーボード」を開発中のウワサは本当か鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

» 2017年08月08日 09時30分 公開

 Microsoftは自らWindows 10搭載デバイス「Surface」シリーズを開発・販売している一方、iOSやAndroid向けにOfficeなどのアプリやサービスを提供するなど、Windowsでの囲い込みにこだわらない柔軟なマルチプラットフォーム展開も行っている。

 実際、海外のMicrosoft Store店舗では、AndroidとiOSデバイスの専用コーナーが設置されているほどだ(もちろん、Windows以外のハードウェア販売のためではなく、Microsoftのアプリがこれらのデバイスでも動作することを認知させるためのコーナー)。

Microsoft Store Microsoft Store店舗内で結構なスペースを取っていたAndroidとiOSデバイスのコーナー(筆者が2016年12月に米カリフォルニア州パロアルトにあるStanford Shopping Center内のMicrosoft Storeで撮影)

 そんなMicrosoftの新たな展開として、従来は考えにくかった新製品のウワサが入って来たので紹介したい。

SurfaceのキーボードがiPadでも使えるようになる?

 まだウワサの域を出ないが、Microsoftが「iPad用のカバーキーボード」を準備中という情報がある。つまり、AppleのiPad向けに、MicrosoftがSurface専用のカバーキーボードである「Touch Cover」や「Type Cover」のようなアクセサリーを提供するのではないか、ということだ。

Surface Pro Type Cover 「Surface Pro」本体とカバーキーボード「Type Cover」
こちらはiPadとApple純正カバーキーボード「Smart Keyboard」

 もともとドイツ語ブログサイトのWinFutureが報じた情報で、同件を紹介する米MSPoweruserによれば、Microsoftが公開している「Lithium Battery Transportation Documents」というリチウムイオンバッテリー内蔵デバイスの運搬に際して内容を証明する文書群の中に「iPad Touch Cover(Model 1719)」なる文書が含まれていたという。

 WinFutureが最初に示したリンクのPDF文書は既に読み込めなくなっているが、同サイトが公開している文書のコピーを見る限り、バッテリー容量はセルあたり0.814ワットアワーと書かれていることから、バッテリー駆動が可能なようだ。これはロジクールのiPad用キーボードカバー「Canvas Keyboard Case」と同程度のバッテリーサイズで、Bluetoothなどの無線接続機能を持った製品である可能性が高い。

Canvas Keyboard Case ロジクールの「Canvas Keyboard Case for iPad Air 2」。iPadとはBluetoothで接続する

 既にMicrosoftはスマートフォンやタブレット(iOSやAndroidを含む)のユーザー向けに携帯用キーボード「Universal Foldable Keyboard」などのアクセサリーを提供しているが、もしiPad向けにSurface用カバーキーボードのような新製品を用意しているならば興味深い。

Universal Foldable Keyboard Microsoftの「Universal Foldable Keyboard」。2つ折りにして持ち運べるコンパクトボディーが特徴だ

 かつて「Surface RT」+「Windows RT」の時代に投入されたTouch Coverは感圧式タッチセンサーを採用したキーボードで、押下感のない打ち心地などの問題からあまり評判がよくなかった。もし現行のSurface Pro向けに提供されているような物理キーボード採用のType Coverが用意されるのならば、iPadの生産性を上げるツールとして役立つことだろう。

Surface RT Touch Cover かつての「Surface RT」と「Touch Cover」。感圧式タッチセンサーを採用したキーボードにより、薄型軽量なボディーが特徴だったが、打ち心地はいまひとつだった

 2017年10月開催と予想されるMicrosoftの新製品発表イベントで、Surface本体の新モデルとともにサプライズを期待したいところだ。

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