もう一つの配達予定日に関しては、「次の配達予定を教えて」と問いかけると「○月○日に注文した商品の荷物は、○月○日にお届け予定です」と答えてくれる。配達予定日が判明している荷物を連続して読み上げてくれるのだが、応答内容に品名が含まれていないため、買い物の量が多い人はどれを指しているか分からない。在宅の予定を決める分には便利かもしれない。
ちなみにこのスキル、画面付きの「Echo Spot」で使用した場合、配達予定日は画面に表示してくれる一方、合計金額についてはスキルのアイコンが表示されるだけで、特に画面上に金額を表示してはくれない。この辺りはまだ発展途上といった印象で、将来的に月ごとの計算結果を画面に一覧表示してくれるようになれば、比較を行う場合の利便性は上がるだろう。
というわけで、過去の購入金額を年単位でチェックして「使いすぎィ!」と驚くという、冒頭で紹介したような使い方はできないのだが、前月の購入金額を前々月のそれと比較しつつ、家庭内の予算管理に役立てる用途には使えるはずだ。何より登録が手軽なのがいい。
ややネックだと感じたのが、家族であればAlexaさえ使えれば誰でもアクセスできることから、例えば夫が買い物した金額の合計を、家族がチェックできてしまうことだ。「本にいくら使った?」など、ジャンルを指定することもできるので、家族に隠れてこっそりいろいろなものを買いすぎていると、思わぬセキュリティホールにもなりかねない。この点は注意していただきたい。
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