ドコモ、FOMAユビキタスモジュール発売――DoPaからの移行をサポートDoPaモジュールの巻き取りに本腰

» 2009年06月24日 16時32分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは6月26日から、自販機や情報掲示システムなどに組み込んでパケット通信を利用可能にするFOMAユビキタスモジュール「FOMA UM02-KO」と「FOMA UM02-KO専用アダプタセット」を発売する。

 主な特徴は、DoPaモジュールのエミュレート機能を搭載した点。ドコモは2Gサービスを2012年3月末に終了する予定で、これに伴いDoPaモジュールも利用できなくなる。DoPaモジュールは2008年度末時点で66万9000台が稼働しており、ドコモはFOMAモジュールへの移行をスムーズにするために、DoPaモジュールのエミュレート機能を用意したという。

 具体的にはFOMAユビキタスモジュールでも、DoPaモジュールと同じように電話番号でパケット通信時の発信を行えるエミュレート機能を備えているという。

 ほかにも、無線経由で最新のソフトウェアにアップデートできるソフトウェア更新機能、故障などで問い合わせた際に、ドコモが遠隔から装置の状態を確認する「遠隔監視機能」を搭載している。

 FOMA UM02-KOのサイズは37.0×35.7×5.0ミリ、重さ約15グラム。無線周波数帯は2GHz/800MHz帯に対応し、データ通信速度は上り最大64kbps、下り最大384kbps。

Photo FOMAユビキタスモジュール「FOMA UM02-KO」と利用イメージ
Photo 「FOMA UM02-KO専用アダプタセット」

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