Nokia決算、端末販売不振で赤字転落

» 2009年10月16日 16時23分 公開
[ITmedia]

 フィンランドのNokiaが10月15日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高は前年同期比19.8%減の98億1000万ユーロ、純損失は5億5900万ユーロ(1株当たり0.15ユーロ)で、前年同期の純利益10億8700万ユーロ(1株当たり0.29ユーロ)から赤字に転落した。赤字になったのは、現行の会計制度になった1996年以来初めてのことだ。

 同社は赤字の要因として、携帯端末の売り上げ不振と、傘下のNokia Siemens Networksの営業権償却費用9億800万ユーロが響いたとしている。

 携帯端末の出荷台数は1億850万台で、前年同期を8%、4〜6月期を5%下回った。地域別では、北米で31%と大幅に減少したほか、中南米(前年同期比12%減)、中東・アフリカ地域(9%減)、アジア太平洋地域(9%減)、中国(7%減)、欧州(1%減)といずれも減少となった。市場シェアは38%と前年同期と変わらず、欧州、中南米、中東・アフリカ地域でシェアを伸ばしたという。携帯端末のうちスマートフォンの出荷台数は1640万台で、市場シェアは35%と前年同期から6ポイント落とした。

 平均販売価格(ASP)は62ユーロで、前年同期の72ユーロから下落。一般物価の圧力、低価格製品の比率が増えたことなどが主な理由だとしている。

 今年の携帯端末市場の見通しについて同社は、出荷台数が前年比10%減としていた予想を7%減に上方修正した。第4四半期の出荷台数は第3四半期よりやや上向くと予想している。Nokiaの市場シェアは、第3四半期とほぼ横ばいになるとしている。

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