スケジュール管理はビジネスパーソンにとって重要なスキルの1つだ。スマートフォンを持っているなら、スケジュール管理アプリを使っていつでもどこでも予定を確認できる環境を作っておくと便利だろう。今回紹介するAndroidアプリ「ジョルテ」は、豊富な機能と高いカスタマイズ性を備えており、幅広いユーザーにオススメだ。無料で配布されているので、気軽に導入できるのもポイントが高い。
ジョルテをインストールして起動すると、まず「ジョルテカレンダー」と「Googleカレンダー」のどちらを使うか問われるはず。ジョルテカレンダーは、自分のAndroid端末のみでスケジュールを管理するためのモード。GoogleカレンダーはAndroid標準のカレンダーアプリと同様に、Googleカレンダーと同期するモードだ。
Android端末だけで予定が管理できればいいという人はジョルテカレンダーを、PCなど他のデバイスでも予定を管理したい人はGoogleカレンダーを選択するとよい。
ジョルテカレンダーとGoogleカレンダーの選択が済むと、システム手帳のような画面が現れる。画面の右下にある画面切替ボタンを押すと、月表示、1週間表示、2週間表示、バーティカル表示など、表示方法を変更できる。「こんなに何種類も表示はいらない!」という人は、表示形式を絞ってしまおう。端末MENUボタン→「設定」→「各種設定」→「使用するリフィル(形式)」で、どの表示形式を利用するかを選択できる。
月表示や週間表示では、画面を左右にフリックすることで前後の予定が見られる。予定の詳細を見たいときは、予定の入っている日付の枠をタップした後、見たい予定を選択すればよい。なお、ジョルテは祝日の表示にも対応しているため、うっかり祝日にアポイントメントを入れてしまうといったケアレスミスも防げるだろう。
月や週の表示と少し使い勝手が異なるのが、横軸に日、縦軸に時間を表示するバーティカル表示だ。この表示では、左右のフリックで予定をサクサクとスクロールできるほか、表示範囲を柔軟に変更できることがポイント。バーティカル表示に切り替えると、画面切替ボタンのとなりに表示範囲を調整するボタンが現れ、そのボタンを押せば1画面に何日/何時間分を表示するかを調整できるようになる。
そのほか、バーティカル表示ではピンチイン/アウトの操作で表示日数を調整することも可能だ。スケジュールの空き具合などを確認する際は、この表示が便利だろう。予定の詳細は、該当する予定をタップすれば見られる。
予定を新たに登録したい時はカレンダーの日付(バーティカル表示では時間帯)をタップして新規登録をしよう。予定のタイトルや時間、場所、詳細内容などを入力できるほか、「重要」「完了」といったチェック項目もある。「重要」のチェックを入れるとカレンダー上で予定が目立つように赤く表示されるので、リマインドになる。一度登録した予定を変更/削除したい場合は、該当する予定を選択し、「編集」や「削除」を選択すればよい。
往訪の予定を登録する際には、場所の項目に訪問先の住所を登録しておくのがオススメ。予定の詳細画面で入力した住所をタップすれば、マップが立ち上がり、目的地の確認が簡単にできる。
ジョルテはスケジュール管理機能に加えToDo管理もできてしまう。さらに、スケジュールがGoogleカレンダーと同期できるように、ToDoもGoogleカレンダーのタスク機能と同期できる。もちろん、同期せずにAndroid端末内のみでシンプルにToDoを管理することも可能で、初期設定では非同期となっている。
同期させたい場合は、「各種設定」の中にある「ToDoのアカウント」で自分のGoogleアカウントを設定しよう。また、「各種設定」の中には同期の手動/自動を切り替える項目や、自動同期の間隔を設定する項目もある。手動で同期する場合は、ToDoの表示画面でMENUボタンを押し、「同期」をタップすればよい。ただし、自動同期中に手動同期をしてしまうとエラーが起こるので注意が必要だ。
自動同期をせず、ToDo閲覧時やToDo登録直後に手動同期するよう習慣づけておけば、リアルタイムにToDoを共有できてオススメだ。デスクワーク中はPCからGoogleカレンダーのタスク機能を使ってToDoを管理し、出先ではジョルテからToDoを確認したり登録したりする――そんな使い方ができる。
ToDoを入力したい場合は、ToDoの表示画面の最下部にある「ToDo&メモの新規登録」の項目をタップしよう。タイトルや、「重要」「完了」のチェック、期限、備考といった項目が入力できる。
そのほかにも、ジョルテにはさまざまなカスタマイズ機能がある。例えば、MENU画面にある「スタイル」では、カレンダーの色味を“大人のブラック”“れもんシフォン”といった具合に変更できるほか、オリジナルの色味を作成することも可能だ。「フォント」では文字通りカレンダーの各フォントを変更できる。使い勝手だけでなく見た目にもこだわるユーザーにはうれしいポイントだろう。
そのほかにも、カレンダーの開始曜日を変えられたり、六曜(大安など)の表示設定ができたりと、いろいろな付加機能が用意されている。本格的に使いこなしたい人は、MENUボタンにある項目や、「設定」の中の項目をチェックしてみてほしい。
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