Apple、App Storeでの定期購読サービスを発表――外部サイトでの販売も可能に

» 2011年02月16日 08時11分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleは2月16日(現地時間)、iOS向けアプリストアApp Storeで雑誌や動画、音楽などのコンテンツアプリの定期購読サービスを開始すると発表した。3日に米News Corp.がスタートしたiPad向け新聞「Daily」と同等のシステムを、ほかのパブリッシャーも利用できるようになる。

 Appleはこれまで定期購読形式での課金を認めておらず、月刊誌などは1冊ずつ購入する必要があったが、新サービスではユーザーが自分のiTunesアカウントで決済することで定期購読できる。

 パブリッシャーは通常の雑誌と同じように定期購読期間を週間、月間、隔月間、四半期、年間、隔年間などに設定できる。料金の配分は通常のコンテンツと同様で、Appleが売り上げの30%を受け取る。ただしAppleは今回、パブリッシャーが自社サイトなどのApp Store外で定期購読サービスを行うことを認めており、その場合は100%パブリッシャーの収益になるとしている。

 発表文でスティーブ・ジョブズCEOは「われわれが望んでいるのは、パブリッシャーがアプリの外で定期購読サービスを提供する場合、それと同等かそれ以上のサービスをアプリ内でも提供してほしいということだけだ」と述べている。

 例えば、パブリッシャーが自社サイトである雑誌の定期購読サービスを行うのであれば、同じ雑誌を同じもしくはよりよい条件でApp Store内でも定期販売する必要がある。さらに、そうしたコンテンツ内には顧客を自社サイトなどに誘導するリンクを含めることができない。

 顧客の個人情報については、App Store経由で定期購読サービスを利用する顧客に対し、パブリッシャーに氏名、メールアドレス、郵便番号(zip code)を提供するオプションを与える。これらの個人情報は、Appleではなく、パブリッシャーが自社のプライバシーポリシーに従って管理する。パブリッシャーはこれらの情報に基づいてさらなる個人情報を顧客から直接収集できるが、それもAppleではなく、自社のプライバシーポリシーに従って管理する、とAppleは強調している。

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